明けましておめでとうございます。
受験生の皆さんは今日も昨日も机に向かい、その親御さんも落ち着かない時間を過ごしておられることでしょう。焦る気持ち、悔やむ気持ち、現実逃避したい気持ち、いろいろあるでしょうが、一日一日を地に足つけて歩んで下さい。応援しております。
*
我が家の年越しは今年も自宅でしたが、大晦日の夜も元旦も、ちゃんと学習の時間を設けました。ボクが子どもの頃にはお正月に勉強するなんて考えられないことでしたが、我が家のでこぼこトリオはさも当たり前のように三人並んでお勉強。これも、まあ、悪くないなと思いました。
受験生の皆さんは今日も昨日も机に向かい、その親御さんも落ち着かない時間を過ごしておられることでしょう。焦る気持ち、悔やむ気持ち、現実逃避したい気持ち、いろいろあるでしょうが、一日一日を地に足つけて歩んで下さい。応援しております。
*
我が家の年越しは今年も自宅でしたが、大晦日の夜も元旦も、ちゃんと学習の時間を設けました。ボクが子どもの頃にはお正月に勉強するなんて考えられないことでしたが、我が家のでこぼこトリオはさも当たり前のように三人並んでお勉強。これも、まあ、悪くないなと思いました。
大和撫子養成所【父塾】
ずいぶん久しぶりにブログを書きます。
小2の秋に始まった長女の中学受験譚は、全て終了しました。
業界を何も知らない、子育てすら初めてのボクの、右往左往の記録がこのブログです。恐らく細く長く温かく見守って下さっていた読者もおられるでしょうに、肝心の最後の一年間をまともにご報告出来なかったことは大変心苦しく、申し訳なく思っております。ボクの(医者にしては暢気な)生活を一変させたこのコロナ禍は、我が家にとって計算外の出来事した。
後出しの記録になりますが、今回の受験を通じて学んだこと、痛感したことを、しばらく記録に残していきたいと思います。それは主に6年後に中学受験を控えた長男のための備忘録ではありますが、これから受験を迎える後輩の皆さんにとって少しでもプラスに、或いは反面教師になれば幸いです。
*
長女は、結局、受験した全ての中学から合格を頂きました。
終わってみれば非の打ち所のない大団円でしたが、ここまで来るには実に大変な過程がありました。ボクも妻もドッと疲れました。直前の一週間など、妻は不眠、ボクは神経性の腹痛に苦しみました。
娘だけは飄々として、実にマイペースに、まるで今までたくさん受験してきた模擬試験のひとつを受けるかのように、なんら心中のさざ波を見せることなく、見事に勝負してくれました。
彼女は第一志望校の合格発表を受けて、感極まる夫婦を尻目に、目を閉じて「…ふう」と深いため息をつき、「終わったんだ」とつぶやくや、今まで封印していた小説を徐に取り出して猛スピードで読み始めたのでした。
この4年間は彼女を成長させてくれました。
かつて常に側にいて勉強を教えていた優しくハンサムな親父は日夜不在がちになり、慈愛に満ちた美しい母は幼稚園児2名のチビッ子ギャングに疲弊し、最後の1年余りは孤独に机に向かう日々でしたでしょう。その彼女の強い意思に敬意を表するとともに、彼女を支えてくれたサピックスの先生方には感謝しかありません。
といいますのも、この1年間、サピックスの先生との面談は妻が二、三回電話で受けただけでした。ずいぶんあっさりした塾のようだなと内心思っていたものですが、娘が今日嘯きましたことには、「たぶん私が一番サピの先生たちに呼ばれて激励されてた、いろいろアドバイス貰ってた」。なんてことでしょう。ボクも妻も何にも知らなかったのです。
娘の中学受験は終わりましたが、彼女を素敵なお嬢さんに育てるボクの冒険譚はまだまだ続きます。
とにかく今は娘を労いましょう。本当にお疲れ様でした。頑張ったよ、本当に。
今夜は久しぶりに皆でSwitchでもやるかー。
小2の秋に始まった長女の中学受験譚は、全て終了しました。
業界を何も知らない、子育てすら初めてのボクの、右往左往の記録がこのブログです。恐らく細く長く温かく見守って下さっていた読者もおられるでしょうに、肝心の最後の一年間をまともにご報告出来なかったことは大変心苦しく、申し訳なく思っております。ボクの(医者にしては暢気な)生活を一変させたこのコロナ禍は、我が家にとって計算外の出来事した。
後出しの記録になりますが、今回の受験を通じて学んだこと、痛感したことを、しばらく記録に残していきたいと思います。それは主に6年後に中学受験を控えた長男のための備忘録ではありますが、これから受験を迎える後輩の皆さんにとって少しでもプラスに、或いは反面教師になれば幸いです。
*
長女は、結局、受験した全ての中学から合格を頂きました。
終わってみれば非の打ち所のない大団円でしたが、ここまで来るには実に大変な過程がありました。ボクも妻もドッと疲れました。直前の一週間など、妻は不眠、ボクは神経性の腹痛に苦しみました。
娘だけは飄々として、実にマイペースに、まるで今までたくさん受験してきた模擬試験のひとつを受けるかのように、なんら心中のさざ波を見せることなく、見事に勝負してくれました。
彼女は第一志望校の合格発表を受けて、感極まる夫婦を尻目に、目を閉じて「…ふう」と深いため息をつき、「終わったんだ」とつぶやくや、今まで封印していた小説を徐に取り出して猛スピードで読み始めたのでした。
この4年間は彼女を成長させてくれました。
かつて常に側にいて勉強を教えていた優しくハンサムな親父は日夜不在がちになり、慈愛に満ちた美しい母は幼稚園児2名のチビッ子ギャングに疲弊し、最後の1年余りは孤独に机に向かう日々でしたでしょう。その彼女の強い意思に敬意を表するとともに、彼女を支えてくれたサピックスの先生方には感謝しかありません。
といいますのも、この1年間、サピックスの先生との面談は妻が二、三回電話で受けただけでした。ずいぶんあっさりした塾のようだなと内心思っていたものですが、娘が今日嘯きましたことには、「たぶん私が一番サピの先生たちに呼ばれて激励されてた、いろいろアドバイス貰ってた」。なんてことでしょう。ボクも妻も何にも知らなかったのです。
娘の中学受験は終わりましたが、彼女を素敵なお嬢さんに育てるボクの冒険譚はまだまだ続きます。
とにかく今は娘を労いましょう。本当にお疲れ様でした。頑張ったよ、本当に。
今夜は久しぶりに皆でSwitchでもやるかー。
大和撫子養成所【父塾】
明けましておめでとうございます。
ピリピリした医療現場とは裏腹に、巣籠もりでの年越しは平穏裡に過ぎました。紅白なんて何年ぶりに観たかな?さだまさし目当てが80%でしたけど。
歌番組をじっくり観ることのない自分には紅白の出演歌手の大半が新顔で、色々勉強になりました。『日向坂』が「ひゅうがざか」ではないこと、MISIAが相変わらず上手いこと、二階堂ふみが司会も歌も上手いこと。
大晦日も元日も、子どもたちはしっかり机に向かって勉強しましたし、思い思いの年越しを楽しんでいるようです。
長女は司馬遼太郎に夢中。1日2~3冊のペースで読み込んでいます。そう言えば、前にも書いたかも知れませんけど、漫画は全く読まなくなりましたね。興味がなくなったとは思えず、恐らく彼女の中で「中学受験が終わるまでは」と自ら封印しているフシがあります。ボクの本棚にある、実は娘に読んで欲しい漫画には一切目もくれず、司馬遼太郎の文庫を片っ端から読んでいます。
長男はクリスマスプレゼントの自転車に夢中。もともと『ストライダー』を上手に乗りこなしていた彼は、わずか1日で、一度も転ばずに乗れるようになりました。自転車って普通、何十回も転んであちこちに打撲や擦り傷を作って泣いて笑ってようやく乗れるようになる、少年期随一の「越えねばならない壁」だったと思うのですが、この『ストライダー』を考案した人は偉大ですね。
次女は相変わらず食欲の塊ですが、身体を動かすのが一番好きな子でもあり、お下がりの『ストライダー』を早くも乗りこなせています。ビーズ遊びも好きなようです。手先の器用な子になって欲しいな。
*
長女の学習面での記録としては、この冬休みはSAPIXの1年間の復習のほか、四谷大塚の週テストで間違えた問題の解き直しをしています。
十日後の組分けテストがさしあたりの目標ですね。
そして、この1年が我が家の大きな節目になります。遊びたい盛りの弟妹には少し窮屈な思いを強いることになるでしょうが、ここは姉に付き合ってもらいましょう。
我が家のスローガンは『学問に終わりはない』です。
世のため人のため家族のため、そして何より我が身のために、皆で勤勉実直を地で行こうと思います。
本年もよろしくお願い申し上げます。
ピリピリした医療現場とは裏腹に、巣籠もりでの年越しは平穏裡に過ぎました。紅白なんて何年ぶりに観たかな?さだまさし目当てが80%でしたけど。
歌番組をじっくり観ることのない自分には紅白の出演歌手の大半が新顔で、色々勉強になりました。『日向坂』が「ひゅうがざか」ではないこと、MISIAが相変わらず上手いこと、二階堂ふみが司会も歌も上手いこと。
大晦日も元日も、子どもたちはしっかり机に向かって勉強しましたし、思い思いの年越しを楽しんでいるようです。
長女は司馬遼太郎に夢中。1日2~3冊のペースで読み込んでいます。そう言えば、前にも書いたかも知れませんけど、漫画は全く読まなくなりましたね。興味がなくなったとは思えず、恐らく彼女の中で「中学受験が終わるまでは」と自ら封印しているフシがあります。ボクの本棚にある、実は娘に読んで欲しい漫画には一切目もくれず、司馬遼太郎の文庫を片っ端から読んでいます。
長男はクリスマスプレゼントの自転車に夢中。もともと『ストライダー』を上手に乗りこなしていた彼は、わずか1日で、一度も転ばずに乗れるようになりました。自転車って普通、何十回も転んであちこちに打撲や擦り傷を作って泣いて笑ってようやく乗れるようになる、少年期随一の「越えねばならない壁」だったと思うのですが、この『ストライダー』を考案した人は偉大ですね。
次女は相変わらず食欲の塊ですが、身体を動かすのが一番好きな子でもあり、お下がりの『ストライダー』を早くも乗りこなせています。ビーズ遊びも好きなようです。手先の器用な子になって欲しいな。
*
長女の学習面での記録としては、この冬休みはSAPIXの1年間の復習のほか、四谷大塚の週テストで間違えた問題の解き直しをしています。
十日後の組分けテストがさしあたりの目標ですね。
そして、この1年が我が家の大きな節目になります。遊びたい盛りの弟妹には少し窮屈な思いを強いることになるでしょうが、ここは姉に付き合ってもらいましょう。
我が家のスローガンは『学問に終わりはない』です。
世のため人のため家族のため、そして何より我が身のために、皆で勤勉実直を地で行こうと思います。
本年もよろしくお願い申し上げます。
大和撫子養成所【父塾】
明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。
今年はいよいよ五年生。
呑気な我が家にも少しずつ緊張感が生まれそうです。
娘には何より今のまま、勉強大好きでいて欲しい。
楽しいことだけではないでしょうが、一つ一つ乗り越えていきましょう。
今年受験する六年生の活躍を祈念しつつ、吉報をお待ちしております。
頑張れ受験生!!
*
それにしても、西暦2020年って口にするだけで何だかグッと来るものがありませんか。1980年代に生まれ、世紀末に多感な中高生活を過ごした身としては、2020年という言葉の響きだけでもずいぶんな未来感といいますか、「思えば遠くへ来たもんだ」といいますか、「昭和は遠くなりにけり」といいますか、まあ感傷的になるのも仕方ない気がします。
こんなのんびりするお正月は実に久しぶりなので、少し立ち止まって昨年を振り返りつつ、本年の抱負を娘と話し合いましょうかね。
昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。
今年はいよいよ五年生。
呑気な我が家にも少しずつ緊張感が生まれそうです。
娘には何より今のまま、勉強大好きでいて欲しい。
楽しいことだけではないでしょうが、一つ一つ乗り越えていきましょう。
今年受験する六年生の活躍を祈念しつつ、吉報をお待ちしております。
頑張れ受験生!!
*
それにしても、西暦2020年って口にするだけで何だかグッと来るものがありませんか。1980年代に生まれ、世紀末に多感な中高生活を過ごした身としては、2020年という言葉の響きだけでもずいぶんな未来感といいますか、「思えば遠くへ来たもんだ」といいますか、「昭和は遠くなりにけり」といいますか、まあ感傷的になるのも仕方ない気がします。
こんなのんびりするお正月は実に久しぶりなので、少し立ち止まって昨年を振り返りつつ、本年の抱負を娘と話し合いましょうかね。
大和撫子養成所【父塾】
この一年間、好き勝手なことを書き散らかして参りました。
娘とのつきあいを文章に残すためにはどれほど彼女を、そして自分を客観的に眺めなければならないのか。彼女の何が問題で何がボクの課題なのか。
案外試行錯誤した日々でした。「中学受験って何?」と、ちょっぴり不安の中で始まりました一年間、学習環境を整えるにあたり、ブログを通じてずいぶんどっしりと構えられるようになった気がします。曖昧な直感や理念に形や名前を与えることが出来た、といえば些か大袈裟ですが、実際そんな感想を抱いております。なるほど、多くの方が受験ブログを執筆されるわけです。
それはひとえに読者の皆様、そして叱咤激励や温かいご助言を下さった皆様のお陰です。自分の日記帳にひっそり書くのであればとてもこうはいかなかったでしょう。頂いたメールは宝物です。
スパルタのように映ったかも知れません。逆にずいぶんノンビリした親子に見えたかも知れません。実際の我が家を一言で表せば実に「のんき」です。ボクも「のんき」ですが妻はもっと「のんき」です。そして娘はさらに輪を掛けて「のんき」です。今後も皆で「のんき」に勉強していきます。
最後になりましたが、子育てに奮闘する保護者の皆様、そして中学受験に取り組むご家族の皆様のご健勝をお祈りしております。またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。本当に本当に、今までありがとうございました。
なでしこパパ拝
娘とのつきあいを文章に残すためにはどれほど彼女を、そして自分を客観的に眺めなければならないのか。彼女の何が問題で何がボクの課題なのか。
案外試行錯誤した日々でした。「中学受験って何?」と、ちょっぴり不安の中で始まりました一年間、学習環境を整えるにあたり、ブログを通じてずいぶんどっしりと構えられるようになった気がします。曖昧な直感や理念に形や名前を与えることが出来た、といえば些か大袈裟ですが、実際そんな感想を抱いております。なるほど、多くの方が受験ブログを執筆されるわけです。
それはひとえに読者の皆様、そして叱咤激励や温かいご助言を下さった皆様のお陰です。自分の日記帳にひっそり書くのであればとてもこうはいかなかったでしょう。頂いたメールは宝物です。
スパルタのように映ったかも知れません。逆にずいぶんノンビリした親子に見えたかも知れません。実際の我が家を一言で表せば実に「のんき」です。ボクも「のんき」ですが妻はもっと「のんき」です。そして娘はさらに輪を掛けて「のんき」です。今後も皆で「のんき」に勉強していきます。
最後になりましたが、子育てに奮闘する保護者の皆様、そして中学受験に取り組むご家族の皆様のご健勝をお祈りしております。またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。本当に本当に、今までありがとうございました。
なでしこパパ拝