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■科学史といふアプローチ

2019.03.23(18:39) 757

子どもに科学の面白さを伝えたいとき、有力なアプローチのひとつが実体験ですね。自宅で簡単な実験をやってみせたり、博物館や科学技術館、プラネタリウムや水族館に連れ出したり。釣りやキャンプもいいでしょう。

もうひとつ、ボクのオススメしたいアプローチが『科学史』です。科学者のいわゆる『伝記』とは少し違います。科学がどのように発展し活用され今につながっているのかに主眼を置いたものです。

ボクの経験上、子どもはその手の話に結構食いつきます。『昔はどんな世界だったのか』なんて、いかにも子どもの想像力を刺激する話題でしょう。

そして案外大人にとっても面白いものです。昔は盲腸(虫垂炎)になると半分は死んでいたなんて、一度聞いたら忘れませんよね。

これ↓なんか大人向けですがよく出来た本です。


科学に詳しくない方にはこんなの↓が解りやすいと思います。


てことで、理科の導入に科学史なんていかがですか。

祖母の上腕の種痘の痕を見せてもらえば、それだけで話はいくらでも膨らみます。ジェンナーの人体実験、免疫、ワクチン、天然痘ウイルスの撲滅宣言、種痘所…。

ご存知の方も多いと思いますが、そもそも東大は江戸時代末期に蘭方医らが苦労して設立した種痘所に端を発していますし、その蘭方医のひとりは手塚治虫の先祖です。彼はそのドラマを名作『陽だまりの樹』としました。あ、これネタバレかな?

幕末好きな娘にもってこいですね、『陽だまりの樹』。

大和撫子養成所【父塾】


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■4年の理科

2019.03.22(08:10) 755

枝葉末節、重箱の隅をつつくような知識はどうでもいいと思うんです。

どうせ暗記しなけりゃならない事実の羅列は最後の踏ん張りどきに詰め込むものであって、今楽しむべきはそこじゃない。

今楽しむべきは、まず大前提が『理科って面白い』と思うこと。そして理科のセンス、理科的発想を体に馴染ませることです。

例えば、生物学についていえば、種の存続こそが唯一の存在目的であるに違いない生きとし生けるものの、ダーウィン的進化論の激流の結果ないし途上としての合理性(と不合理性)という観点。それら異なる種が陰に陽に絡み合う動的平衡としての生態系。娘には新鮮な驚きの連続です。

生き物の生態にしてもそれを評価する実験者の行動にしても、何故なのか、何が目的なのか、いま何をしているのか。それを自問自答できる知性を身に付けて欲しい。

化学については、これはもう原子論から入りたいんですよね、ボクは。参考書類をみてもそこに踏み込んだものはほとんどなくて、せいぜいちょろっと扱われている程度。

化学反応を覚えるにしても物理にもつながる気体運動や状態変化にしても、分子論的に把握した方がよほど理解しやすいと思うのですが…。

小学生にそこまで教える必要はないのか、理解させるのが難しいのか、まあ受験で問われないから教えないのでしょうが、実験的に娘に化学を教えてみたい欲がむくむくと湧いてきます。どこかでまとまった時間を確保して教えてみましょう。







ボクが大学受験のときに活用していた理科の図録ですが、最近さらに内容に磨きがかかっているというので買ってみました。

もちろんほとんど娘には理解できないものですが、こちらが予想した以上には食いついて、パラパラ中身を眺めているようです。

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■星の見方

2019.03.19(07:58) 749

冬の大三角にしても北斗七星にしても、星座早見や図鑑から抱く印象よりも本物はずっと大きいんだよ!プレアデス星団はずっと小さいんだよ!ってことを教えるべく、週末に星空を見上げました。

星は見つめると消えます。凝視すればするほど見えにくくなるのです。

なので、星を裸眼で見るときのコツは、見たい星を視野の中心からわずかにずらして虚空を見つめることです。或いはピントをわずかにぼかしてもいい。

見ないようにして見るもの、それが星です。

こんなことは経験的なもので誰に教わるでもなく無意識に出来ると思っていたのですが、娘にはそれが難しい(涙)。

オリオン座とかその三つ星は見えるのに、例えばリゲルは何色?と訊くと「…あれ?あれ?見えなくなった!あそこにあったはずなのに!」って。

練習が必要です。(^^;


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■ノートの進化

2019.03.10(11:26) 742

最近は問題集を解くときもノートに書かせています。

特に書き方を教えることはせず、好きなように書けばいいと気に留めていなかったのですが、これがなかなか秀逸なのです。

まず、たっぷり余裕を持って書いている。図も大きく書くし、余白が少ないと見るや潔く次のページに移る。その結果ノートの消耗は凄まじく、大学ノート1冊が6日ほとで終わっていますが。(^^;

せせこましく使われるよりよほど良いですね。

そして、多分塾の板書の真似なのでしょうが、ポイントをまとめている。例えば『重要!◯◯に気付けばかんたん!』『ポイントは△△!』『××をわすれないこと!』というように、解くのと同時平行して彼女なりの「気付き」を逐一メモしているのです。

これは嬉しいですね。幼いなりに向上心を持っているのが何より嬉しい。その積み重ねはきっと無駄にならないよ。

…成長したなあ。

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■歌で学ぶ日本語

2019.03.05(13:03) 733

ある女子中学校の国語の入試問題に唱歌『こいのぼり』の歌詞について出題があったとか。面白い着眼ですね。あ、「甍の波と雲の波」で始まる方の『こいのぼり』ですよ。

ボクは小3の頃から合唱をしていましたので歌の知識はありますが、案外高校や大学受験にも役立った気がします。

というのも、歌で学ぶ語彙は活きるんですよね。英語を洋曲に学ぶ手法もありますが、文部省唱歌も子どもらに是非とも知って欲しい言葉のオンパレードです。

例えば『われは海の子』を7番まで歌えますか?小3のボクは暗唱していましたよ。ちょっと張り付けてみましょう。

我は海の子白浪の
騒ぐ磯辺の松原に
煙棚引く苫屋こそ
我が懐かしき住家なれ

生まれて潮に浴(ゆあみ)して
浪を子守の歌と聞き
千里寄せくる海の気を
吸ひて童となりにけり

高く鼻つく磯の香に
不断の花の香りあり
渚の松に吹く風を
いみじき楽と我は聞く

丈余の櫓櫂操りて
行手定めぬ浪枕
百尋千尋の海の底
遊び馴れたる庭広し

幾年此処に鍛へたる
鉄より堅き腕(かいな)あり
吹く潮風に黒みたる
肌は赤銅さながらに

浪に漂ふ氷山も
来らば来れ恐れんや
海巻き上ぐる竜巻も
起らば起れ驚かじ

いで大船に乗出して
我は拾はん海の富
いで軍艦に乗組みて
我は護らん海の国

まー最後の方は少々キナ臭いんですけど(笑)、昔の子どもはAKBなんぞではなくこういう歌を唄っていたわけです。特攻隊の遺書を引くまでもなく古い時代の若者の語彙が凄まじかったのも当然と言えます。

こんなイカツイ歌でなくとも、例えば『朧月夜』なんかは今の子どもにも入りやすいですね。

菜の花畠に入り日薄れ
見渡す山の端霞深し
春風そよ吹く空を見れば
夕月かかりてにほひ淡し

里輪の火影も森の色も
田中の小路を辿る人も
蛙の鳴く音も鐘の音も
宛ら霞める朧月夜

なんて美しい…。

古来、大きな音を「おと」、小さな音を「ね」と区別していたそうです。従って蛙の音は「ね」、鐘の音は「おと」と読むのが正解です。

霞も朧も菜の花も蛙もみんな春の季語。いうまでもなく「にほひ」は色合いのことです。

ボクの趣味で娘には古文や漢文の音読・暗唱をさせていますが、唱歌の歌詞を読んでもらうのもいいかも知れませんね。

そんなこと言ったら「さだまさしの歌詞も!」と欲をかきたくなりますが。

暗唱じゃなく一緒に歌えばいいじゃない?と思われるかも知れませんが、娘はボクの前では絶対に歌わないんです。ボクが上手すぎるから恥ずかしいみたいです。なーんてね!(笑)

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  1. ■科学史といふアプローチ(03/23)
  2. ■4年の理科(03/22)
  3. ■星の見方(03/19)
  4. ■ノートの進化(03/10)
  5. ■歌で学ぶ日本語(03/05)
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