9月にお試しで入塾したSAPIX。
その頃のボクは、どちらかといえば駿台浜学園に入れたいと思っていたのでした。しかし、ほんのお試しのつもりが娘はSAPIXを大変気に入ってしまい、彼女も妻も、そしていつの間にかボクも、お試しであることを忘れていたのでした。
そんなわけで娘はSAPIXが大好きなんですが、娘のクラスメイト二名が相次いでSAPIXを退会し別の塾へ。この時期、親としては悩ましいところですよね。転塾の大きなチャンスなわけで。
で、娘にも訊いてみました。本当にSAPIXでいいの?浜学園には未練はないの?早稲アカは?すると娘の返事は「んー。別にSAPIXじゃなくちゃいやとは思わないけど、塾選びってそんなに大事なの?自分が勉強するかどうかじゃないの?」と。良いこと言うじゃん、お主。
でもほら、3月の組分けで不満足な結果になってクラスが落ちたりしたら嫌にならない?その後も毎月テストがあるんだよ?と訊きましたら、「クラスが落ちたらまた上がればいいんでしょ?」
はは。はい、その通りですね(^^;
うーん、相変わらず飄々。
てことで、うちはSAPIX続行します。
その頃のボクは、どちらかといえば駿台浜学園に入れたいと思っていたのでした。しかし、ほんのお試しのつもりが娘はSAPIXを大変気に入ってしまい、彼女も妻も、そしていつの間にかボクも、お試しであることを忘れていたのでした。
そんなわけで娘はSAPIXが大好きなんですが、娘のクラスメイト二名が相次いでSAPIXを退会し別の塾へ。この時期、親としては悩ましいところですよね。転塾の大きなチャンスなわけで。
で、娘にも訊いてみました。本当にSAPIXでいいの?浜学園には未練はないの?早稲アカは?すると娘の返事は「んー。別にSAPIXじゃなくちゃいやとは思わないけど、塾選びってそんなに大事なの?自分が勉強するかどうかじゃないの?」と。良いこと言うじゃん、お主。
でもほら、3月の組分けで不満足な結果になってクラスが落ちたりしたら嫌にならない?その後も毎月テストがあるんだよ?と訊きましたら、「クラスが落ちたらまた上がればいいんでしょ?」
はは。はい、その通りですね(^^;
うーん、相変わらず飄々。
てことで、うちはSAPIX続行します。
大和撫子養成所【父塾】
新4年生の説明会がありました。
恥ずかしながら授業スタイルなどごく基本的なことも初めて知ることが多かったです。当直明けのほぼ完徹、ふらふらでしたが行って良かった。
■算数
算数は週1日2コマ(2時間)。『算数A』と『算数B』に分かれます。さらに週に二回の『授業前テスト』があります。
SAPIXは予習不要のスタイルで、『算数B』で新規単元の導入。『算数A』が先週の『算数B』の復習、参加強制ではないがほぼ全員が受ける『授業前テスト』が先々週の算数『B』の復習。そして『マンスリーテスト』で総復習。
こうやって計4回同じテーマに触れるわけですね。
従来通り毎日1ページの計算ドリルのほか、テキストの付録として毎回50問の計算ドリルが課されるそうです。どの程度のレベルなんでしょうかね。前半30問は全員対象、残りは有志対象とのことです。
先取りについては「予習不要が原則だが予習している子は多い」。「付け焼き刃の中途半端な知識で親が教えると逆効果も」。「授業で初めて習い、適度な緊張下で考えることで思考力を身に付けさせたい」。「ま、ちゃんと教えられるなら先取りは否定はしません」と。
■国語
国語も1日2コマ、週に2時間。『国語A』と『国語B』に分かれます。前者は漢字や語句、文法の基礎。後者が長文読解です。
言われてなるほどーと思ったのですが、SAPIXでは圧倒的に『国語A』に重きを置いているとのこと。言葉を知らなければ何も始まらないってことですね。そりゃそうだ。復習の主体は『国語A』です。
マンスリーテストの長文読解ではテキストと同じ文章は使用されなくなるとのこと。となると、やはり語彙の復習をきっちり積み重ねることが合理的ですね。
*
理科社会についてはまた。
有難いのは夏期講習までの日程が提示されたこと。これで夏休みの計画をしっかり立てられます。昨年の夏休み、旅行中は一切勉強しませんでしたが、今年はそういうわけにはいかんでしょうなあ。
それにしても、何だか「いよいよ」感がうっすらと漂い始めましたね。何よりテストが多い。可哀想、とすら思ってしまいました。のんびり父子で楽しんできた去年とは違うものになりそうです。
この1年、「どこまで手を抜けるのか?」「どこまでボクが関われるのか?」が課題となりそうです。
恥ずかしながら授業スタイルなどごく基本的なことも初めて知ることが多かったです。当直明けのほぼ完徹、ふらふらでしたが行って良かった。
■算数
算数は週1日2コマ(2時間)。『算数A』と『算数B』に分かれます。さらに週に二回の『授業前テスト』があります。
SAPIXは予習不要のスタイルで、『算数B』で新規単元の導入。『算数A』が先週の『算数B』の復習、参加強制ではないがほぼ全員が受ける『授業前テスト』が先々週の算数『B』の復習。そして『マンスリーテスト』で総復習。
こうやって計4回同じテーマに触れるわけですね。
従来通り毎日1ページの計算ドリルのほか、テキストの付録として毎回50問の計算ドリルが課されるそうです。どの程度のレベルなんでしょうかね。前半30問は全員対象、残りは有志対象とのことです。
先取りについては「予習不要が原則だが予習している子は多い」。「付け焼き刃の中途半端な知識で親が教えると逆効果も」。「授業で初めて習い、適度な緊張下で考えることで思考力を身に付けさせたい」。「ま、ちゃんと教えられるなら先取りは否定はしません」と。
■国語
国語も1日2コマ、週に2時間。『国語A』と『国語B』に分かれます。前者は漢字や語句、文法の基礎。後者が長文読解です。
言われてなるほどーと思ったのですが、SAPIXでは圧倒的に『国語A』に重きを置いているとのこと。言葉を知らなければ何も始まらないってことですね。そりゃそうだ。復習の主体は『国語A』です。
マンスリーテストの長文読解ではテキストと同じ文章は使用されなくなるとのこと。となると、やはり語彙の復習をきっちり積み重ねることが合理的ですね。
*
理科社会についてはまた。
有難いのは夏期講習までの日程が提示されたこと。これで夏休みの計画をしっかり立てられます。昨年の夏休み、旅行中は一切勉強しませんでしたが、今年はそういうわけにはいかんでしょうなあ。
それにしても、何だか「いよいよ」感がうっすらと漂い始めましたね。何よりテストが多い。可哀想、とすら思ってしまいました。のんびり父子で楽しんできた去年とは違うものになりそうです。
この1年、「どこまで手を抜けるのか?」「どこまでボクが関われるのか?」が課題となりそうです。
大和撫子養成所【父塾】
3年生で通塾。悩んでおられるご家庭も多いと思います。我が家も悩みました。
そして勢いで入塾してみたものの、やはり継続の是非で悩む方もおられるでしょう。娘と同時期に入塾したクラスメイトが早くもSAPIXをやめるらしいという話も伝わってきます。
ここでボクの印象を記録しておきます。
■算数
いわゆる『the算数』というものではありません。「きらめき系」に近い、いわば「算数のための準備体操」といった趣。
先日は「場合の数の数え上げ」がテーマでしたし、その前は「サイコロの転がり」や天秤を用いた重さ当ての「推量」など、それぞれのテーマは面白いと思いますが、レベルは決して高くない。類書のドリルやテキストも市販されてますから、どうしてもという必然性は感じにくい。
それとは別に計算問題も扱うようですが、これまた平易。自主課題用のドリルも素直なもので、量も少なく、他にいくらでも市販の代替品があります。
授業中にナイスな発言をしたり速く解けたりするとシールが貰えるそうで、単純なヒラメちゃんは1枚1枚を大切に集めています。それを何かに交換できるという噂も目にしましたが、彼女はそれも知らないようで、ただただシールが嬉しいようです。
ま、いずれにしても、「SAPIX以外の勉強は不要です!」と言われましても、いやいや、皆さん絶対他にもやってるでしょ!?というような内容。
■国語
テキスト本文は大変長く、文章に読み慣れていない子にはしんどいかも知れませんが、内容はごく平易です。いずれも子どもが難なく入り込める無難な童話。
設問のほぼ全てが字数制限のない記述で、授業で扱うのが2、3割といったところ。
残りは自宅で取り組みますが、添削は親の仕事です。解説は詳しいものの、慣れてない親御さんには負担と思います。ボクも当初は「何でお金を払っているワシがやらにゃあならんのじゃ!ああん!?」という思いもなかったわけではありませんが、今は受容しました(笑)。
授業で扱う2、3割の記述問題は先生が添削しています。採点はかなり厳しめで、点数を具体的に8点とか5点とかで付けてあるのですが、娘をみているとこれが大変有効のようで。
たった数回の授業でしたが娘の記述は明らかにグッと良くなりました。内心は闘志に燃えるヒラメちゃん、こちらが言わずとも「満点をもらえるにはどうしたらいいか」と自問しているようで、模範解答を凝視しています。
■理科と社会
授業時間の半分は国語や社会に押されている(例えば社会の時間に漢字を扱うなど)ようで、実際の講義時間は2週間で30分ずつといったところでしょうか。あくまでもオマケ的な扱いのようです。
テキスト自体は大変よく作られていて、これを叩き台に講義すると1、2時間があっという間に過ぎ去ります。
■結論
子どもが「楽しい」と言っている、子どもは「止めるなんてとんでもない」と考えている。
我が家が「SAPIXお試し期間」の延長を決めた理由はこの一文に集約されます。逆に言えば、娘が楽しんでないなら躊躇なく止めさせます。
そうそう、算数と国語の先生にはお会いする機会がありましたが、いずれも一見して大変聡明な印象の、ベテランの風格でありました。数時間講習を受けた程度の学生バイトとは違いますね。
3年生のSAPIXについての感想は概ねこんなところです。
てことで、授業料の自動引き落としの手続きを取りました。
そして勢いで入塾してみたものの、やはり継続の是非で悩む方もおられるでしょう。娘と同時期に入塾したクラスメイトが早くもSAPIXをやめるらしいという話も伝わってきます。
ここでボクの印象を記録しておきます。
■算数
いわゆる『the算数』というものではありません。「きらめき系」に近い、いわば「算数のための準備体操」といった趣。
先日は「場合の数の数え上げ」がテーマでしたし、その前は「サイコロの転がり」や天秤を用いた重さ当ての「推量」など、それぞれのテーマは面白いと思いますが、レベルは決して高くない。類書のドリルやテキストも市販されてますから、どうしてもという必然性は感じにくい。
それとは別に計算問題も扱うようですが、これまた平易。自主課題用のドリルも素直なもので、量も少なく、他にいくらでも市販の代替品があります。
授業中にナイスな発言をしたり速く解けたりするとシールが貰えるそうで、単純なヒラメちゃんは1枚1枚を大切に集めています。それを何かに交換できるという噂も目にしましたが、彼女はそれも知らないようで、ただただシールが嬉しいようです。
ま、いずれにしても、「SAPIX以外の勉強は不要です!」と言われましても、いやいや、皆さん絶対他にもやってるでしょ!?というような内容。
■国語
テキスト本文は大変長く、文章に読み慣れていない子にはしんどいかも知れませんが、内容はごく平易です。いずれも子どもが難なく入り込める無難な童話。
設問のほぼ全てが字数制限のない記述で、授業で扱うのが2、3割といったところ。
残りは自宅で取り組みますが、添削は親の仕事です。解説は詳しいものの、慣れてない親御さんには負担と思います。ボクも当初は「何でお金を払っているワシがやらにゃあならんのじゃ!ああん!?」という思いもなかったわけではありませんが、今は受容しました(笑)。
授業で扱う2、3割の記述問題は先生が添削しています。採点はかなり厳しめで、点数を具体的に8点とか5点とかで付けてあるのですが、娘をみているとこれが大変有効のようで。
たった数回の授業でしたが娘の記述は明らかにグッと良くなりました。内心は闘志に燃えるヒラメちゃん、こちらが言わずとも「満点をもらえるにはどうしたらいいか」と自問しているようで、模範解答を凝視しています。
■理科と社会
授業時間の半分は国語や社会に押されている(例えば社会の時間に漢字を扱うなど)ようで、実際の講義時間は2週間で30分ずつといったところでしょうか。あくまでもオマケ的な扱いのようです。
テキスト自体は大変よく作られていて、これを叩き台に講義すると1、2時間があっという間に過ぎ去ります。
■結論
子どもが「楽しい」と言っている、子どもは「止めるなんてとんでもない」と考えている。
我が家が「SAPIXお試し期間」の延長を決めた理由はこの一文に集約されます。逆に言えば、娘が楽しんでないなら躊躇なく止めさせます。
そうそう、算数と国語の先生にはお会いする機会がありましたが、いずれも一見して大変聡明な印象の、ベテランの風格でありました。数時間講習を受けた程度の学生バイトとは違いますね。
3年生のSAPIXについての感想は概ねこんなところです。
てことで、授業料の自動引き落としの手続きを取りました。
大和撫子養成所【父塾】
そうそう、先日の『さようならブンブンどりむ』では大事なことを書き忘れました。
『どりむ』を止めたもう1つの理由。実はサピックスが作文の添削をしてくれるんですよ。
そりゃあ専門業者のような高度なものを期待してはいませんが、耳にした噂ではサピックスの記述対策は大層素晴らしいものだとか。その視点を持ったスタッフが添削してくれるというのですから(追加料金なしで!)、活用しない手はないですよね。
それなら『どりむ』の意味がさらに薄れてしまうというわけ。
あと余談ですけど、娘の話では授業中にナイスな発言をするとシールを多くもらえるそうです。どういうシステムなのか詳しく聞いてませんが、娘は嬉しそうにシール帳に貼っていましたよ。どんなナイス発言したの?と聞いても「忘れた」とつれない返事でしたが(^^;。
小学校の同級生も同じ校舎に入塾していることが続々判明し、娘は嬉しそうです。切磋琢磨して欲しいですね。
『どりむ』を止めたもう1つの理由。実はサピックスが作文の添削をしてくれるんですよ。
そりゃあ専門業者のような高度なものを期待してはいませんが、耳にした噂ではサピックスの記述対策は大層素晴らしいものだとか。その視点を持ったスタッフが添削してくれるというのですから(追加料金なしで!)、活用しない手はないですよね。
それなら『どりむ』の意味がさらに薄れてしまうというわけ。
あと余談ですけど、娘の話では授業中にナイスな発言をするとシールを多くもらえるそうです。どういうシステムなのか詳しく聞いてませんが、娘は嬉しそうにシール帳に貼っていましたよ。どんなナイス発言したの?と聞いても「忘れた」とつれない返事でしたが(^^;。
小学校の同級生も同じ校舎に入塾していることが続々判明し、娘は嬉しそうです。切磋琢磨して欲しいですね。
大和撫子養成所【父塾】
3年生からわざわざ塾で理科を習うことについて、ボクは懐疑的でした。
学校の教科書もてんで低レベルですし、スタディサプリも4年スタートです。これは社会も同様です。
なので、サピックスに通うにあたり、理科と社会には大して期待していませんでした。
ところが、持ち帰った教材を眺めるとなかなか面白い。理科の第一回目のテーマは『大気圧』ですが、簡単な実験の紹介に引き続いて気体の分子運動、吸盤の原理、高所で耳が痛くなる理由、お菓子の袋が膨らむ理由…と、実に上手に話を膨らませています。
それら一つ一つは低学年向けにごく簡単に述べられるに留まるわけですが、しっかり解説したくなるわけですよボクとしては!(笑)
図鑑や図説を広げ、類似の実験を行い、内耳の解剖まで教えたくなるわけですよボクとしては!
塾のテキストに書いてあるんなら親父の小難しい与太話も一応ちゃんと聞いておくかという気になるんですよ娘としては!
家庭学習の叩き台(というと失礼ですかね)にするという意味で、これなら3年生から通わせるのもアリだなと思った次第です。
今後のテーマ、教材が楽しみです。
学校の教科書もてんで低レベルですし、スタディサプリも4年スタートです。これは社会も同様です。
なので、サピックスに通うにあたり、理科と社会には大して期待していませんでした。
ところが、持ち帰った教材を眺めるとなかなか面白い。理科の第一回目のテーマは『大気圧』ですが、簡単な実験の紹介に引き続いて気体の分子運動、吸盤の原理、高所で耳が痛くなる理由、お菓子の袋が膨らむ理由…と、実に上手に話を膨らませています。
それら一つ一つは低学年向けにごく簡単に述べられるに留まるわけですが、しっかり解説したくなるわけですよボクとしては!(笑)
図鑑や図説を広げ、類似の実験を行い、内耳の解剖まで教えたくなるわけですよボクとしては!
塾のテキストに書いてあるんなら親父の小難しい与太話も一応ちゃんと聞いておくかという気になるんですよ娘としては!
家庭学習の叩き台(というと失礼ですかね)にするという意味で、これなら3年生から通わせるのもアリだなと思った次第です。
今後のテーマ、教材が楽しみです。