明日から都内の入試がスタートですね。
受験生の皆さんの健闘をお祈りしております。
*
先週でSAPIXの五年生のカリキュラムが終了し、いよいよ六年生が始まります。ようやくここまで来ましたね。
二週間後にマンスリーが控えていますが、いまは予習シリーズ五年算数の週テストや応用問題集の復習をしています。以前間違えた問題の総ざらいですね。
今は背伸びではなく、足場を固めることが大切だと思っています。
*
娘は家庭教師になることを夢見ていて、その練習として弟に講義をしたがります。先日は社会を講釈していました。
横で聞いていますと、北海道の地形、気象、農業についてしゃべっているようですが、この講義がヒドイ。下手くそすぎました。
北海道の場所をようやく知った程度の幼稚園児に、「根釧台地はね…」とか「客土して…」とか、いやそれ何も面白くないから!その言葉一つ一つに解説が要るから!地理なら地理で、幼稚園児が面白がる話をしてよ!
はじめはノリノリだった弟くんも「はあ???」って顔で困惑気味。苦笑いして、チラチラとボクに助けを求める視線を送ってきます。
「集中して聴いて!」って姉に叱られて、ついに「もういい!終わり!」とぶちギレた弟くん。そりゃそうだ。
すると、「お願い!教えさせて!」と手を合わせて懇願を始める情けない姉。「お小遣いあげるから教えさせて!」
そこまでして家庭教師したいんかい…。教える側が報酬を払うなんて聞いたことないぞ。
*
一方で、すっかり司馬史観の虜になった彼女は、妻を相手に歴史の講義をしています。唐突にクイズを出してくるのでボクも気が抜けません。
受験生の皆さんの健闘をお祈りしております。
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先週でSAPIXの五年生のカリキュラムが終了し、いよいよ六年生が始まります。ようやくここまで来ましたね。
二週間後にマンスリーが控えていますが、いまは予習シリーズ五年算数の週テストや応用問題集の復習をしています。以前間違えた問題の総ざらいですね。
今は背伸びではなく、足場を固めることが大切だと思っています。
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娘は家庭教師になることを夢見ていて、その練習として弟に講義をしたがります。先日は社会を講釈していました。
横で聞いていますと、北海道の地形、気象、農業についてしゃべっているようですが、この講義がヒドイ。下手くそすぎました。
北海道の場所をようやく知った程度の幼稚園児に、「根釧台地はね…」とか「客土して…」とか、いやそれ何も面白くないから!その言葉一つ一つに解説が要るから!地理なら地理で、幼稚園児が面白がる話をしてよ!
はじめはノリノリだった弟くんも「はあ???」って顔で困惑気味。苦笑いして、チラチラとボクに助けを求める視線を送ってきます。
「集中して聴いて!」って姉に叱られて、ついに「もういい!終わり!」とぶちギレた弟くん。そりゃそうだ。
すると、「お願い!教えさせて!」と手を合わせて懇願を始める情けない姉。「お小遣いあげるから教えさせて!」
そこまでして家庭教師したいんかい…。教える側が報酬を払うなんて聞いたことないぞ。
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一方で、すっかり司馬史観の虜になった彼女は、妻を相手に歴史の講義をしています。唐突にクイズを出してくるのでボクも気が抜けません。
大和撫子養成所【父塾】
帰宅しますと娘がしくしく泣いています。何事かと思いましたら、「携帯電話のデータが全部消えちゃった…」と。「初期化っていうボタンを押しちゃった…」。なんでそんな余計なことを…。
データといっても友達の連絡先と他愛のないメールくらいのものです。泣くほどのことはあるまいに。
*
1月もあっという間に下旬となり、娘はもうすぐ新六年生になります。このブログを始めた当初は中学受験のことなんか全く知らなくて、遥か遠い未来のことのように感じていましたが…。
相変わらず娘の読書時間が長いのを妻は心配しているようです。
妻が一言でも、そしてどんなに婉曲的に言葉を選んでも、「勉強しなくていいの?」という「責め」のニュアンスを感じとるアンテナが異様に発達した反抗期の娘は機嫌を悪くしますから、妻は何も言えないのです。
僕に対してはとても素直なので、妻は僕に責めさせたいようですが…。僕としては、今は息抜きの本を取り上げてまで勉強させる必要はないんじゃないかと思います。新年度、つまり来月になればSAPIXの授業時間も増え、必然的に家庭学習も増加せざるを得ないでしょうし。
もちろん、彼女が勉強していないなんてことはありませんよ。
SAPIXの復習以外にも、僕との取り決めで進めている学習はちゃんとこなしています。寧ろ偉いと思っちょります。妻はそれをもっと増やすべきではないかと言うのです。気持ちは分からんでもありませんが。
*
今までに配布されたSAPIXの合格体験記の冊子を、娘はしばしば広げて読み耽っているのを目にします。
たぶん、受験生としての自覚といいますか、緊張感といいますか、そういうヒリヒリした感覚は僕なんかよりもよっぽど彼女の方が抱いている気がします。ボクはどうしても「中学受験は単なる通過点」という思いが拭えず、妻にいわせると「甘い」態度になってしまうのではないか。
でも、今月でそんな甘い生活は終わりにして、僕もいよいよ本気で向かい合っていきましょうか。
リセット、リセット。
データといっても友達の連絡先と他愛のないメールくらいのものです。泣くほどのことはあるまいに。
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1月もあっという間に下旬となり、娘はもうすぐ新六年生になります。このブログを始めた当初は中学受験のことなんか全く知らなくて、遥か遠い未来のことのように感じていましたが…。
相変わらず娘の読書時間が長いのを妻は心配しているようです。
妻が一言でも、そしてどんなに婉曲的に言葉を選んでも、「勉強しなくていいの?」という「責め」のニュアンスを感じとるアンテナが異様に発達した反抗期の娘は機嫌を悪くしますから、妻は何も言えないのです。
僕に対してはとても素直なので、妻は僕に責めさせたいようですが…。僕としては、今は息抜きの本を取り上げてまで勉強させる必要はないんじゃないかと思います。新年度、つまり来月になればSAPIXの授業時間も増え、必然的に家庭学習も増加せざるを得ないでしょうし。
もちろん、彼女が勉強していないなんてことはありませんよ。
SAPIXの復習以外にも、僕との取り決めで進めている学習はちゃんとこなしています。寧ろ偉いと思っちょります。妻はそれをもっと増やすべきではないかと言うのです。気持ちは分からんでもありませんが。
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今までに配布されたSAPIXの合格体験記の冊子を、娘はしばしば広げて読み耽っているのを目にします。
たぶん、受験生としての自覚といいますか、緊張感といいますか、そういうヒリヒリした感覚は僕なんかよりもよっぽど彼女の方が抱いている気がします。ボクはどうしても「中学受験は単なる通過点」という思いが拭えず、妻にいわせると「甘い」態度になってしまうのではないか。
でも、今月でそんな甘い生活は終わりにして、僕もいよいよ本気で向かい合っていきましょうか。
リセット、リセット。
大和撫子養成所【父塾】
家庭学習の分配比率が一番低かった国語を、ここのところ集中的に取り組んでいます。ほぼ毎日、ボクと。
国語の指導経験なんてせいぜい学生時代の家庭教師くらいしかありませんから、方法論をブツのは逆効果という自覚は彼女が低学年の頃からあります。それは塾にお任せすべきと。
じゃあボクの出番は何か。
ひとつはたくさん問題を解かせること。そして解きっぱなしにさせないこと。解説をふたりで熟読し、自分の解答と何が違うのか、どこが減点対象になるだろうか、どう読めば良かったのか。それをちゃんと追及するってことです。
もうひとつは文章の内容理解の確認。論説文にせよ小説にせよ、あなた本当にこの一文を理解しているのかい?という突っ込み。語句の意味もしっかり疎かにせず、読んだ気にさせない。もちろん、ボクの能力の範囲内で問題文に補足すべき概念や知識も話します。
『国語の成績は上げにくい』
これは大学受験でもよく言われるテーマですが、プロではないボクでも分かることがあります。それは、問題文が読み取れなければ解けるわけがない、ってことです。
当たり前じゃーん、です。まず語彙。そして主題に関する知識。
環境問題なり宗教問題なり恋愛問題なり、御大層な文章で論じられるような『問題』、とりわけ中学受験で出題されるような『問題』なんて、とうの昔に語り尽くされてきたいわば手垢びっしりの頻出事項に過ぎません。「またその話~?」てなもんです。それが受験生にとって難しいのは、彼らがその手垢に馴染んでいないから。
だから、読書にしてもテレビにしても漫画にしても、基本情報のインプット量の多い子どもは有利になる。当たり前じゃーん、です。
もちろん、ただ読書してもダメ。情報のインプットが伴わないのであれば、それは単なる情報の消費に過ぎませんから。
*
これから本格的な受験生になる上で、ボクと国語の読解演習なんぞに時間を費やしていていいのか、という自問は当然あります。特に娘は別に国語が苦手なわけではなく、一般的な尺度であれば相当優秀な方だと思うのですが、それでも国語に労力を傾ける意味はあるのか。
やはり、今こそが国語の学び時だと強く感じるんです。これは中学受験うんぬんではなく、一人の少女の知性の発達段階において、今が一番の"タイミング"と感じます。それくらい成長してきたということです。
国語の指導経験なんてせいぜい学生時代の家庭教師くらいしかありませんから、方法論をブツのは逆効果という自覚は彼女が低学年の頃からあります。それは塾にお任せすべきと。
じゃあボクの出番は何か。
ひとつはたくさん問題を解かせること。そして解きっぱなしにさせないこと。解説をふたりで熟読し、自分の解答と何が違うのか、どこが減点対象になるだろうか、どう読めば良かったのか。それをちゃんと追及するってことです。
もうひとつは文章の内容理解の確認。論説文にせよ小説にせよ、あなた本当にこの一文を理解しているのかい?という突っ込み。語句の意味もしっかり疎かにせず、読んだ気にさせない。もちろん、ボクの能力の範囲内で問題文に補足すべき概念や知識も話します。
『国語の成績は上げにくい』
これは大学受験でもよく言われるテーマですが、プロではないボクでも分かることがあります。それは、問題文が読み取れなければ解けるわけがない、ってことです。
当たり前じゃーん、です。まず語彙。そして主題に関する知識。
環境問題なり宗教問題なり恋愛問題なり、御大層な文章で論じられるような『問題』、とりわけ中学受験で出題されるような『問題』なんて、とうの昔に語り尽くされてきたいわば手垢びっしりの頻出事項に過ぎません。「またその話~?」てなもんです。それが受験生にとって難しいのは、彼らがその手垢に馴染んでいないから。
だから、読書にしてもテレビにしても漫画にしても、基本情報のインプット量の多い子どもは有利になる。当たり前じゃーん、です。
もちろん、ただ読書してもダメ。情報のインプットが伴わないのであれば、それは単なる情報の消費に過ぎませんから。
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これから本格的な受験生になる上で、ボクと国語の読解演習なんぞに時間を費やしていていいのか、という自問は当然あります。特に娘は別に国語が苦手なわけではなく、一般的な尺度であれば相当優秀な方だと思うのですが、それでも国語に労力を傾ける意味はあるのか。
やはり、今こそが国語の学び時だと強く感じるんです。これは中学受験うんぬんではなく、一人の少女の知性の発達段階において、今が一番の"タイミング"と感じます。それくらい成長してきたということです。
大和撫子養成所【父塾】
A3サイズ対応の複合機が中学受験に必須であるかのように方々で喧伝されていますが、本当でしょうか。
我が家でもブラザー複合機の他、ドキュメントスキャナーまで購入してスタンバイしていましたが、これまで全く必要を感じませんでした。特に複合機はデカくて重いので邪魔でしょうがない!
確かに、いずれ使用する過去問のコピーには有用でしょう。でもそれは"いずれ"の話。それに業務用コピー機の方が遥かに速く綺麗にコピー出来るので、ボクは職場のコピー機を使わせてもらう予定でいます。量にもよりますがコンビニ利用でもいいかもですね。
過去問以外だと皆さん何をコピーしているのかな。
SAPIXのテキストにしても娘はノートに解答していますし、問題部分に直接書き込んだ文字や図なんぞは消しゴムであっという間に消せますから、繰り返し解きたい問題があってもいちいち手間暇かけてコピーを取るメリットが見いだせません。
ただでさえボリュームの多いSAPIXの教材。コピーで増殖させるとますます整理が大変そうです。
複合機、買ってはみたものの活路なし。
低中学年の親御さんで、複合機の購入を迷っておられる方がいらっしゃいましたら、このような事例もあるということを参考にしてください。
我が家でもブラザー複合機の他、ドキュメントスキャナーまで購入してスタンバイしていましたが、これまで全く必要を感じませんでした。特に複合機はデカくて重いので邪魔でしょうがない!
確かに、いずれ使用する過去問のコピーには有用でしょう。でもそれは"いずれ"の話。それに業務用コピー機の方が遥かに速く綺麗にコピー出来るので、ボクは職場のコピー機を使わせてもらう予定でいます。量にもよりますがコンビニ利用でもいいかもですね。
過去問以外だと皆さん何をコピーしているのかな。
SAPIXのテキストにしても娘はノートに解答していますし、問題部分に直接書き込んだ文字や図なんぞは消しゴムであっという間に消せますから、繰り返し解きたい問題があってもいちいち手間暇かけてコピーを取るメリットが見いだせません。
ただでさえボリュームの多いSAPIXの教材。コピーで増殖させるとますます整理が大変そうです。
複合機、買ってはみたものの活路なし。
低中学年の親御さんで、複合機の購入を迷っておられる方がいらっしゃいましたら、このような事例もあるということを参考にしてください。
大和撫子養成所【父塾】
マンスリーが迫る中、ボクがしてやれるのは漢字のチェック、そして社会の習熟度の確認くらい。
社会は、授業の直後にテキストの読み合わせを一緒に行っています。その際に青いチェックペンで重要事項をマークして、それを後日の学習に活かして貰うのですが…。
うちの自称"歴女"、詰めが甘い。
今まであんなに伝えてきたし、痛い目にもあってきたはずなのに、「これは出ない気がする」「さすがに出ないっしょー」などと言って完璧を目指さない。
そりゃあ、ボクは中学受験はよく知りませんし、ましてや社会なんて門外漢もいいところですが、教科書で太字になっていたり、『主要な~』として紹介されている語句は覚えて然るべきではないのか。
例えば、遺跡は吉野ヶ里や岩宿のような超有名どころは当然として、荒神谷遺跡や加茂岩倉遺跡だって『主要な遺跡』としてテキストに提示されているわけです。テストに出ないと信じる根拠はなにか。
『三世一身法』を『三世一身の法』と書くのはやはり不正解として扱われるのではないか。『厩』の字は様々な字体があるようだが、テキストの字体で覚えるべきではないのか。
純友の乱の年号は、確かに覚えなくてもいいのかも知れないけれど(父ちゃんも知らなかった)、教科書に書いてあるのに「これは覚える必要がない」と言い切るのは危険ではなかろうか。せめて歴史の流れの中、例えば律令国家の衰退と武士の興りの中で起こるべくして起こった事件と知っていれば、正確な年号は分からなくても、だいたい平安時代の中期以降であることに思い至るべきであって、「うーん、700年代?」などと答えるようではいかんのではないか。
とまあ、何となく「歴史は得意だから」と油断していそうな娘に気合いを入れ直してもらったのでした。
頑張れい!
社会は、授業の直後にテキストの読み合わせを一緒に行っています。その際に青いチェックペンで重要事項をマークして、それを後日の学習に活かして貰うのですが…。
うちの自称"歴女"、詰めが甘い。
今まであんなに伝えてきたし、痛い目にもあってきたはずなのに、「これは出ない気がする」「さすがに出ないっしょー」などと言って完璧を目指さない。
そりゃあ、ボクは中学受験はよく知りませんし、ましてや社会なんて門外漢もいいところですが、教科書で太字になっていたり、『主要な~』として紹介されている語句は覚えて然るべきではないのか。
例えば、遺跡は吉野ヶ里や岩宿のような超有名どころは当然として、荒神谷遺跡や加茂岩倉遺跡だって『主要な遺跡』としてテキストに提示されているわけです。テストに出ないと信じる根拠はなにか。
『三世一身法』を『三世一身の法』と書くのはやはり不正解として扱われるのではないか。『厩』の字は様々な字体があるようだが、テキストの字体で覚えるべきではないのか。
純友の乱の年号は、確かに覚えなくてもいいのかも知れないけれど(父ちゃんも知らなかった)、教科書に書いてあるのに「これは覚える必要がない」と言い切るのは危険ではなかろうか。せめて歴史の流れの中、例えば律令国家の衰退と武士の興りの中で起こるべくして起こった事件と知っていれば、正確な年号は分からなくても、だいたい平安時代の中期以降であることに思い至るべきであって、「うーん、700年代?」などと答えるようではいかんのではないか。
とまあ、何となく「歴史は得意だから」と油断していそうな娘に気合いを入れ直してもらったのでした。
頑張れい!