『○年生までに身に付けたい基本語彙』のような参考書がたくさん売られています。
我が家でも、長女のときに使っ経ったら時期がありました。その経験から学んだことを記録しておきます。
あの手の本を、毎日○ページと決めて取り組むことにさほど意味はありませんでした。いや、よほど語彙の吸収に飢えた熱意の有るお子さんならいいかも知れませんが、少なくともうちの子どもらは、そういう鍛練によって生きた語彙が身に付くことはなかったのです。
我が家で心掛けているのは以下の習慣です。
『読み聞かせ』
これが我が家の家庭学習の根源です。専ら妻の功労です。開始時期に早すぎることなんてなくて、首の座る前から浴びるように読み聞かせしていれば、本を好まない子にはなり得ない、と思うのですが…。n=3でしかありませんが。
『名文暗唱』
宮沢賢治や古典、詩歌などの丸暗記。一言一句違わずに覚える訓練は大切です。長女が四年生のとき、塾の先生(社会科)が保護者会でお話ししていました、「塾に入ってから『覚え方がわかりません』はあり得ません、そんなものは自宅でトレーニングしておいて下さい」。当時は軽く驚きましたが、確かに塾はそんなことを教えてくれませんよね。
『反復読書』
小説や漫画を繰り返し繰り返し読むことです。一度読んだらおしまい、では余りに惜しい。語彙の参考書を無機的に繰り返すより、好きな小説一冊を胸に刻むまで読み込む方が語彙は増えます。
『親との会話』
赤ちゃん言葉、子ども向けの言葉を使わないことです。幼児や小学生と話すのも、夫婦で会話するのも、特にレベルを変えることはありません。「親の語彙レベル」と「親との会話時間」は必ず子どもに影響を与えます。冒頭に書いた語彙の参考書は、親の方こそ見るべきかも知れません。どのような言葉を使って会話しようかと予習するわけです。
『字引習慣』
辞書、辞典、図鑑を常に手の届くところに置いて、「あ、今しゃべった言葉は字引きに値するな」と感じたら即座に調べさせます。調べる手間をいかに障壁とさせないかが大切で、辞書に当たるのを呼吸のように自然な習慣にさせてしまうのです。調べた言葉は付箋に書いて、そこらに貼っておくこともしていましたが、家がとんでもないことになるので、途中から『Evernote』にメモしていくことにしました。ある程度経ったら確認して、覚えていたら削除。
他に思い付いたら書き加えていきます。
我が家でも、長女のときに使っ経ったら時期がありました。その経験から学んだことを記録しておきます。
あの手の本を、毎日○ページと決めて取り組むことにさほど意味はありませんでした。いや、よほど語彙の吸収に飢えた熱意の有るお子さんならいいかも知れませんが、少なくともうちの子どもらは、そういう鍛練によって生きた語彙が身に付くことはなかったのです。
我が家で心掛けているのは以下の習慣です。
『読み聞かせ』
これが我が家の家庭学習の根源です。専ら妻の功労です。開始時期に早すぎることなんてなくて、首の座る前から浴びるように読み聞かせしていれば、本を好まない子にはなり得ない、と思うのですが…。n=3でしかありませんが。
『名文暗唱』
宮沢賢治や古典、詩歌などの丸暗記。一言一句違わずに覚える訓練は大切です。長女が四年生のとき、塾の先生(社会科)が保護者会でお話ししていました、「塾に入ってから『覚え方がわかりません』はあり得ません、そんなものは自宅でトレーニングしておいて下さい」。当時は軽く驚きましたが、確かに塾はそんなことを教えてくれませんよね。
『反復読書』
小説や漫画を繰り返し繰り返し読むことです。一度読んだらおしまい、では余りに惜しい。語彙の参考書を無機的に繰り返すより、好きな小説一冊を胸に刻むまで読み込む方が語彙は増えます。
『親との会話』
赤ちゃん言葉、子ども向けの言葉を使わないことです。幼児や小学生と話すのも、夫婦で会話するのも、特にレベルを変えることはありません。「親の語彙レベル」と「親との会話時間」は必ず子どもに影響を与えます。冒頭に書いた語彙の参考書は、親の方こそ見るべきかも知れません。どのような言葉を使って会話しようかと予習するわけです。
『字引習慣』
辞書、辞典、図鑑を常に手の届くところに置いて、「あ、今しゃべった言葉は字引きに値するな」と感じたら即座に調べさせます。調べる手間をいかに障壁とさせないかが大切で、辞書に当たるのを呼吸のように自然な習慣にさせてしまうのです。調べた言葉は付箋に書いて、そこらに貼っておくこともしていましたが、家がとんでもないことになるので、途中から『Evernote』にメモしていくことにしました。ある程度経ったら確認して、覚えていたら削除。
他に思い付いたら書き加えていきます。
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大和撫子養成所【父塾】
ほぼ毎日児童館で遊んでいる長男。プラバンやら工作やらドッジボールやら、なかなか健全な新生活スタートです。
最近『ハイクラスドリル4年算数』を始めました。長女がこれを始めたのが3年生になって少し経ってからでしたから、弟くんは二年以上進んでいます。
が、この問題集、とても優れものですが、最初の方に『概数』の分野が続きます。
単純な四捨五入ならまだしも、
2桁の概数で答えなさい
千の位で切り上げなさい
万の位までの概数で答えなさい
およそ何万何千ですか
などなど、要するにいろんな問い方をしてきます。これにうちの坊主は脳内回路がショート寸前で。
四捨五入の理解は既にあったので、こりゃ楽に進めるぞと期待したら大間違い。国語の壁、言い回しの壁が峻然と立ちはだかりました。
でも、遠ーい記憶をひもとくと、確かにここのページ群は長女も苦労した気がします…。独特の言い回しに慣れないといけませんが、たかが概数の話です。そのうち身に付くと期待して、先に進むことにします。
最近『ハイクラスドリル4年算数』を始めました。長女がこれを始めたのが3年生になって少し経ってからでしたから、弟くんは二年以上進んでいます。
が、この問題集、とても優れものですが、最初の方に『概数』の分野が続きます。
単純な四捨五入ならまだしも、
2桁の概数で答えなさい
千の位で切り上げなさい
万の位までの概数で答えなさい
およそ何万何千ですか
などなど、要するにいろんな問い方をしてきます。これにうちの坊主は脳内回路がショート寸前で。
四捨五入の理解は既にあったので、こりゃ楽に進めるぞと期待したら大間違い。国語の壁、言い回しの壁が峻然と立ちはだかりました。
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大和撫子養成所【父塾】
人見知り傾向の強い次女が兄の卒園でひとりぼっちになり、登園拒否を起こすのではないかという深刻な危惧は杞憂に終わりました。すぐに新しい担任になつき、シャイながらも年中さん生活を楽しんでいるようです。
次女に『スマイルゼミ』を始めたのは久しぶりにナイスな選択でした。
例えば、意外だったのですが、字がとても綺麗に書けるようになりました。今までも字を書くのが好きな子でしたが、完全に我流で、横から『ダメ出し』すると一発でやる気を失う難しいキャラの女の子でして、「あ、その字はちょっと違うかなー」とどんなに優しく教えようとしても、お臍を曲げて鉛筆を起き、「…もうやめる」となるものですから、なかなかまともな指導が出来なかったのです。
ところが、『スマイルゼミ』では、タッチペンで字を書くのですが、下手くそな字を書くと「ふぅ~ん??」みたいな音が出てダメ出しをしてきます。横目にみていますと、機械からのダメ出しは次女のプライドに障らないのか、何度も何度も合格するまで書き直しているのです。これは確かに上手くなるわけです。
兄の習い事の付き添い(母)に付き添うという悲しい運命にある次女ですが、その、ときには不毛な時間も『スマイルゼミ』によって有効活用出来るのもありがたいですね。
*
公文もいやだ、スイミングもいやだ、ピアノもいやだ、何もかもいやだを主張する次女は、何も習い事をせずにここまで来てしまいました。姉や兄の年中さんの頃とは全く違う状況です。
一計を案じた妻は、次女に何も言わずに、幼稚園帰りに学研教室に連れ込みました。もちろん抗議の号泣を覚悟して。一日で辞めるのを覚悟して。
その日の夜、どうだった?と妻に訊きますと、意外なことに、とても楽しんだようです。親子分離だったのでどんな様子だったかは先生から聞くしかありませんが、家でも「面白かった、また行きたい」と話し、宿題も嬉々として取り組んでおりました。
姉や兄とは違うアプローチではありますが、次女はここから始めていければいいかなと思っております。
次女に『スマイルゼミ』を始めたのは久しぶりにナイスな選択でした。
例えば、意外だったのですが、字がとても綺麗に書けるようになりました。今までも字を書くのが好きな子でしたが、完全に我流で、横から『ダメ出し』すると一発でやる気を失う難しいキャラの女の子でして、「あ、その字はちょっと違うかなー」とどんなに優しく教えようとしても、お臍を曲げて鉛筆を起き、「…もうやめる」となるものですから、なかなかまともな指導が出来なかったのです。
ところが、『スマイルゼミ』では、タッチペンで字を書くのですが、下手くそな字を書くと「ふぅ~ん??」みたいな音が出てダメ出しをしてきます。横目にみていますと、機械からのダメ出しは次女のプライドに障らないのか、何度も何度も合格するまで書き直しているのです。これは確かに上手くなるわけです。
兄の習い事の付き添い(母)に付き添うという悲しい運命にある次女ですが、その、ときには不毛な時間も『スマイルゼミ』によって有効活用出来るのもありがたいですね。
*
公文もいやだ、スイミングもいやだ、ピアノもいやだ、何もかもいやだを主張する次女は、何も習い事をせずにここまで来てしまいました。姉や兄の年中さんの頃とは全く違う状況です。
一計を案じた妻は、次女に何も言わずに、幼稚園帰りに学研教室に連れ込みました。もちろん抗議の号泣を覚悟して。一日で辞めるのを覚悟して。
その日の夜、どうだった?と妻に訊きますと、意外なことに、とても楽しんだようです。親子分離だったのでどんな様子だったかは先生から聞くしかありませんが、家でも「面白かった、また行きたい」と話し、宿題も嬉々として取り組んでおりました。
姉や兄とは違うアプローチではありますが、次女はここから始めていければいいかなと思っております。
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大和撫子養成所【父塾】
新中1、新小1の姉弟。新生活の滑り出しはまずまずのご様子。
長男に義父母がプレゼントしてくれたのが、DOSHISHAの『しゃべる地球儀』。


これ、なかなか面白いです。
長男は大いにハマって、「地球儀で遊んでいーい?」と妻に訴えれば、妻は「今日はまだ勉強してないからダメ!」って。
おいおい、これも立派なお勉強でしょうが(笑)
各国の国歌は、歌詞はありませんけど、ニューギニアだとかコンゴだとか、オリンピックなんかではなかなか聞く機会のないものを聞けるのは面白いですし、各都道府県の人口を比較できるのは長男のツボだったようで。
長女も幼稚園の頃に地球儀を買ってやったらとても食い付きが良かったのですが、このハイテク地球儀はそれ以上の価値がありますね。
「父ちゃーん、どこの国歌聞きたい?」と訊いてくるので、「フィンランド!」とか「シンガポール!」とか適当に(半ば上の空で)付き合うと、一生懸命探しています。これならあっという間に地図を覚えてしまいそうですね。
長男に義父母がプレゼントしてくれたのが、DOSHISHAの『しゃべる地球儀』。
これ、なかなか面白いです。
長男は大いにハマって、「地球儀で遊んでいーい?」と妻に訴えれば、妻は「今日はまだ勉強してないからダメ!」って。
おいおい、これも立派なお勉強でしょうが(笑)
各国の国歌は、歌詞はありませんけど、ニューギニアだとかコンゴだとか、オリンピックなんかではなかなか聞く機会のないものを聞けるのは面白いですし、各都道府県の人口を比較できるのは長男のツボだったようで。
長女も幼稚園の頃に地球儀を買ってやったらとても食い付きが良かったのですが、このハイテク地球儀はそれ以上の価値がありますね。
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大和撫子養成所【父塾】
花冷えの今朝、ずいぶんと空気が冴えわたりました。ここ数日、ボクを除いたみんなで妻の妹宅に旅行しています。子どものいない日常はこんなにも閑かなんですね。一人分のコーヒーを淹れて読書していても、何だか落ち着きません。
さて、長男の学習進捗を記録しておきます。
といっても余り進んでいません。ライバルたる姉の、机に向かう時間が大幅に減っているためです。
姉には英語と数学を少しずつ教えていますが、どうせ近く中学の授業が始まりますし、ボクもガリガリ進めるつもりはなく。
長男のメインの教材は2月半ばに始めた『最レベ3年』の算数ですが、これがまだ一周出来ていません。七割位でしょうか。週に三日程度、多い日でも1日6ページに留めています。
他は、小5程度の計算ドリル、小2程度の漢字ドリル、『トップクラス国語2年』、音読は、『毎日の学習』として妻が担当しています。
が、たぶん、やってない日もあるのでしょう。この春休みはイベントが多いので、そっちを楽しむのが一番。ボクもそれでいいと思います。
*
『最レベ3年』が終わったら、次は何をしましょうかね。『トップクラス3年徹底理解編』は用意してありますが、『ハイクラスドリル4年』で先に進むのもいいかも知れません。
長女のときとは異なり、ボクも中学受験までの道筋といいますか、俯瞰図といいますか、あらましをようやく知ることが出来ましたので、ただひたすら先に進むことを金科玉条にするつもりはありませんが、本人がやりたいと言い、やれるのであれば、壁に当たるまでは行ってみようかという気になります。
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といっても余り進んでいません。ライバルたる姉の、机に向かう時間が大幅に減っているためです。
姉には英語と数学を少しずつ教えていますが、どうせ近く中学の授業が始まりますし、ボクもガリガリ進めるつもりはなく。
長男のメインの教材は2月半ばに始めた『最レベ3年』の算数ですが、これがまだ一周出来ていません。七割位でしょうか。週に三日程度、多い日でも1日6ページに留めています。
他は、小5程度の計算ドリル、小2程度の漢字ドリル、『トップクラス国語2年』、音読は、『毎日の学習』として妻が担当しています。
が、たぶん、やってない日もあるのでしょう。この春休みはイベントが多いので、そっちを楽しむのが一番。ボクもそれでいいと思います。
*
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