コロナ禍が一段落し、まだまだ油断出来ない日々ですが、しばらく見合わせられていた企業健診も再び申し込みが増えています。
健診やドックといえば、ボクはかねがね感じていたことですが、血圧や血糖(HbA1c)には気を付けている方が多いのに、尿酸値に高い関心を示す方はずいぶん少ない気がします。
高尿酸血症は、大の男が余りの激痛に悶絶して涙を流す通風発作の原因として有名です。アルコールや魚卵に含まれるプリン体が悪さしていることも、知っている方はかなり多い。
なのに、余りに関心をもたれていないのではないか。
せっかく治療を勧められて開始しても、いつのまにか通院を自己中断している方もとても目立ちます。
高尿酸血症の恐さを、ご存知ない、のかなと。
尿酸値が高くて恐いのは通風発作だけではないのです。むしろそれは氷山の一角で、最大の問題は動脈硬化により腎不全から人工透析になったり、脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクを飛躍的に高めたり、恐らく認知症の原因にもなることです。
そう、要するに糖尿病と同じく『万病の元』と言っていい、生活習慣病の親玉なのです。
治療は、薬物療法が発達していますが、まずは生活改善。
低カロリー食、運動習慣、節酒、高プリン体食品の忌避、十分な水分補給が大切です。また、精神的ストレスの高い生活環境も尿酸値を高めることが知られています。
どうです、尿酸を意識した生活って健康的でしょう?糖尿病だって高血圧だって改善しちゃう。
ふだんより血圧が20くらい高いと言って慌てて深夜の救急外来に駆け込む人がいます。もちろん血圧に日頃留意しない人もいますが、ボクらが考える以上に血圧に一喜一憂する人が多い。
「ふだんは上が120くらいなのに、今夜は150もあるんです、先生、脳卒中の前触れですか?私は大丈夫ですか?」と実に不安そう。稀に高血圧を主訴に救急車を呼ぶ人もいます。
あのね、そんなに健康が気になるのなら、以前から指摘されながら放置してらっしゃる尿酸の方がよほど問題ですよ?
ということで、皆さん、健診を受けられたら尿酸値をチェックしてみて下さいね。
健診やドックといえば、ボクはかねがね感じていたことですが、血圧や血糖(HbA1c)には気を付けている方が多いのに、尿酸値に高い関心を示す方はずいぶん少ない気がします。
高尿酸血症は、大の男が余りの激痛に悶絶して涙を流す通風発作の原因として有名です。アルコールや魚卵に含まれるプリン体が悪さしていることも、知っている方はかなり多い。
なのに、余りに関心をもたれていないのではないか。
せっかく治療を勧められて開始しても、いつのまにか通院を自己中断している方もとても目立ちます。
高尿酸血症の恐さを、ご存知ない、のかなと。
尿酸値が高くて恐いのは通風発作だけではないのです。むしろそれは氷山の一角で、最大の問題は動脈硬化により腎不全から人工透析になったり、脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクを飛躍的に高めたり、恐らく認知症の原因にもなることです。
そう、要するに糖尿病と同じく『万病の元』と言っていい、生活習慣病の親玉なのです。
治療は、薬物療法が発達していますが、まずは生活改善。
低カロリー食、運動習慣、節酒、高プリン体食品の忌避、十分な水分補給が大切です。また、精神的ストレスの高い生活環境も尿酸値を高めることが知られています。
どうです、尿酸を意識した生活って健康的でしょう?糖尿病だって高血圧だって改善しちゃう。
ふだんより血圧が20くらい高いと言って慌てて深夜の救急外来に駆け込む人がいます。もちろん血圧に日頃留意しない人もいますが、ボクらが考える以上に血圧に一喜一憂する人が多い。
「ふだんは上が120くらいなのに、今夜は150もあるんです、先生、脳卒中の前触れですか?私は大丈夫ですか?」と実に不安そう。稀に高血圧を主訴に救急車を呼ぶ人もいます。
あのね、そんなに健康が気になるのなら、以前から指摘されながら放置してらっしゃる尿酸の方がよほど問題ですよ?
ということで、皆さん、健診を受けられたら尿酸値をチェックしてみて下さいね。
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