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■『論述でおぼえる最強の理科』

2020.07.01(22:01) 1038

一言文句をいいたい惜しい市販教材のひとつがこれ。エール出版の『中学受験論述でおぼえる最強の理科』



右ページに一行問題、次のページに解答という体裁で、実に質素で味気ない、いかにもエール出版然とした本です。

理科の語句や概念を端的に説明させるというコンセプトは非常にいい。これを自分で用意するのは一苦労です。

しかし、これが万人向けかというと…決して手放しに推薦できる本でもない。

致命的なのは、模範解答にあちこち不十分と思われるものがあること。作者独特の言い回しも大変気になります。論述を謳う手前、文章がまずいのは…。

例えば、

問:ウミガメはなぜ陸地に卵を産むのですか。
答:ウミガメは進化の過程で爬虫類として一度陸地に上がり、その後また海に戻った種族なので。

問:タンポポの花は昼間でも曇りの日などは花を閉じています。これはなぜですか。
答:タンポポの花は光があたると開き、暗くなると閉じる性質があるから。
(いずれも原文ママ)

…どうです、これ。分かります?ボクの抱くそこはかとない違和感。

この完成度ではとても娘には手渡せない。でも、指導できる人がひとつひとつを確認しながらの、つまり口頭試問用の教材としては使いでがありそうです。

この種の参考書でもっと優れたものがあれば是非とも教えて下さい。

…自分で作っちゃおうかなー。
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