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■コロナメモ:弱毒化は本当か

2020.07.27(22:21) 1075

重症患者の隔離により促進されるウイルスの弱毒化。ワクチンよりも早い人類の光明になるかも知れません。

西欧では既にウイルスが弱毒化しているのではないか、という報告が散見されるようになりました。確かに、一日あたりの死者数だけをみれば、数ヶ月前の地獄が嘘のように沈静化しています。

日本の現在においてもまた、感染者が増大しつつあるのに死者数は一向に増えない事実と符合しているのではないか、と考える人もいるようです。

しかし、それはまやかしです。多分。少なくともまだ油断してはいけない。

フランスやイタリアで感染者数が減ったのは、ソーシャルディスタンスと手洗い、マスクなどの衛生観念が広まったから。

日本も含めて死者数が減ったのは、高齢者への感染が初期に比べて著しく抑制されているから。医療スタッフの感染防御技術が高まったから。

そう考える方が合理的です。少なくとも、医療者としては。

その一方で、医師や看護師の間でも、「コロナは大したことない、ただの風邪だ」と嘯く人が増えた気がします。ボクの回りでは確実に増えました。

でも、この一週間をみても、重症患者は増えています。それにリンクしてか、感染者のうち高齢者の占める割合もじわじわと上がってきている。大規模な院内感染が起これば一発で犠牲者が増えるでしょう。

油断する医療スタッフの存在が何より怖いです。



ボクと妻の実家の考え方は全く異なります。

妻の実家は北東北の寒村であり、コロナへの恐怖は『村八分』への恐怖に重なります。一言で言えば「来るな」。「東京から来た人に会ってしまったら、二週間は人に会えなくなる」。これは介護サービスのスタッフから言われた言葉です。エビデンスや理屈ではなく、とにかく感染で社会から孤立することを恐れている。

一方、ボクの実家は黒潮の洗う温暖な漁村で、もともと呑気な人が多いのですが、「なぜお盆に帰ってこない?」。「わたしらは何にも怖くない」「東京と違って空気がいいから、むしろお前たちもこっちに避難したらどうだ」と。

やれやれ、正しく恐れることの難しさを痛感しますね…。
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