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■長男:都道府県を覚えたい

2020.08.31(08:07) 1124

親や姉がことあるごとに地図帳を開いたり地球儀を回したりしているのを見て、「自分も地図の勉強がしたい」と言い出した長男。

そこで妻が買ってきたのが『1日10分でちずをおぼえる絵本』。


各都道府県の形をデフォルメして、北海道はエイの形、東京都はメダカの形、などと表現して印象に残りやすくし、さらに各都道府県の名物を簡単なイラストで説明した入門書(?)です。

これに長男がはまり、長女が噛み付きました。

長女がいうには、東京とメダカは無関係だし秋田がなまはげじゃなくて天狗なのも意味が分からない、新幹線のない高知県が新幹線の形をしているだなんて!覚えやすいからといって無関係なものを一緒に覚えるなんて信じられない!むしろ害があるんじゃないの?と。

うんうん、君の言いたいことはよく分かるよ。もし今の彼女がこんな勉強をしていたら慌てて取り上げたでしょう。

でも、相手は幼児です。今覚えたことなんて、いったん忘れてそれでも残った欠片に日々付着してゆっくり成長する結晶の核のようなもの。核はそれ自体些細なものであって、核になるなら何でもいい。

どうせ弟が47都道府県の名前と位置を正確に覚えたとしても、いずれ必ず記憶があやふやになります(5~7歳で記憶の断絶があるように感じませんか)。そのときに各都道府県の名前をせめて「聞いたことがある」くらいに覚えてくれていれば御の字だし、そもそもボクや妻が今の長男に期待していることは中学受験に役立つ知識ではなくて、単に「覚えたいことを覚える」という、幼児の純粋な好奇心に応えることです。

幼児には幼児の、小学生には小学生の勉強がある、ということです。
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