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■押し付け読書:『壬生義士伝』

2020.09.02(19:32) 1129

泣かせ上手の浅田次郎でも、『壬生義士伝』ほど涙を誘うものはないですよね。中国史好きとしては『蒼穹の昴』『中原の虹』も好きですが、浅田次郎といえばヤハリ『壬生義士伝』。


幕末、南部藩脱藩の新撰組隊士、吉村貫一郎の物語です。

映画も良かったですけどね、中井貴一。ただ、やっぱり終盤の、一頁一頁をめくる指が震えるほどの緊迫感、畳み掛けるような「ほら、泣けるでしょう?泣いていいんやで、泣いてごらん?」とこれでもかと感情のツボを押してくる浅田次郎のテクニシャンぶりを堪能できる原作から入るのが良いですね。

妻とは小説の好みがだいぶ違って、彼女は遠藤周作信奉者。今やエンシュウしか読まないと言っても過言ではないのですが、娘にはまだ早いと読ませません。いま読んでも字面を追うだけで意味がないと。

その妻でもハマった『壬生義士伝』を、娘に渡してみました。忙しい生活が再開していますけど、隙間時間を見付けて読み通して欲しいですね。

おもさげながんす。
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