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■語彙力と学習適齢期

2020.09.15(08:21) 1149

赤ん坊を育てたことのある方にとって、初期の語彙習得における天才的な能力は特に印象に残るものだと思います。

でも、実は、語彙習得の適齢期は幼児期ではありません。

少なくとも語彙力が飛躍的に伸びるのは義務教育期間、つまり小中学校時代であって、特に10歳から14歳の伸び率が最も高くなり、その後やや緩やかになって18歳頃にプラトーに達します。

つまり、語彙力の伸びはロジスティック曲線(S字カーブ)に類似した挙動となり、傾きが最も急になるのが中学受験前後の『今』、ということになります。

世の中には語彙力を高めるための中受参考書が多くあり、いずれも『10歳までに…』『小四までに…』といった謳い文句が溢れているので、低学年のうちから気合いを入れているご家庭もあるでしょうが、その努力は費用対効果をよく考えた方が良さそうですし、思うように習得出来なくても焦らなくて良さそうです。

実際、低学年の児童に無理に背伸びさせて形而上のコトバ、概念を覚えさせることは、数の概念もままならない2歳児に九九の歌を歌わせて喜んでいるのと余り変わらないのではないか。

もちろん適齢期には個人差もありますし、ボクが述べたS字カーブは各年齢の集団内から例えば学力や経済力の偏りを排除した一般論なので、中学受験生だけの集団にそのまま当てはめてよいかは注意が必要です。

でも、娘とSAPIXの国語Aのテキストを教材に辞書遊びをしていて感じるのですが、娘の場合は確かに『今』だなと。『今』が過去一番の伸び時だなと。

そしてもうひとつ感じます。娘は語彙を、ボクとの会話や辞書遊びから主に得ているのでは"ない"。テレビや映画でも"ない"。そして学校や塾でも"ない"。

それでは、何か。

やはり、読書です。彼女は気の向くままに読書していますが、数年前に読んだ小説だったり、伝記だったり、新しく買ってきた小説、ボクの勧めた本、或いは弟妹の絵本という風に、毎日いろんな本に触れています。これが一番効いていると感じます。

もちろん本を読むだけでは言葉を誤ってイメージ、記憶してしまうことがしばしばあります。その為、定期的に辞書で遊ぶのが大切だと思います。
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