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■驚くほど呆気なく

2020.09.27(17:41) 1163

有名人の自殺報道に接するたびに色んな感情がわき起こります。

中学の同級生から職場の同僚まで、4人の友人が自殺しました。いずれも、大変情けないことなのですが、みんなボクにとても心を許してくれていて、いろんな相談を受けて、連日深夜に長電話したこともあり、飲み明かしたこともあり、彼らのそのときの支えは多分ボクだったんだろうなと思います。

ところが、例えばボクの受験や資格試験、結婚、転勤転居などをきっかけにぷっつりと連絡が途切れて、そしていつの間にか亡くなったという知らせが来るのでした。何で連絡くれなかったんだろう、こちらが忙しいかもと気遣う必要なんかなかったのに。

みんな、線の細い、感受性の豊かな良い友人でした。

仕事上、希死念慮、つまり「死にたい」という希望を言葉にする人、そしてそれに繋がる行動を取る人に出会うことは珍しくありません。でも、例えば農薬を致死量以上飲むような人は稀で、その何十倍も多い患者がせいぜい睡眠薬を数十錠飲んだ程度の、とうてい死ねっこない、そして本人もそれを重々承知している行動に出る人が多いのです。

でも、それはリストカットと同様、時には自分を苦しめてカタルシスを得るため、周囲の気を引くため、そして生きている実感を得たいがための行動なのでしょうが、そういう「本気の自殺は99%しないだろう」と思われる患者の群に混じって本当に呆気なく自殺する人がいます。本当に呆気ないし、周囲も直前まで気付かないし、そしてその他の患者と見分けることが難しいケースがあるんです。

あ、この人は本当に死ぬかも。そう思ったら目を離さないことです。ボクは有名人の自殺のニュースを見るたびに4人の友人を思い出してやるせない感情に襲われます。
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