幼児の算数先取りといえば、定番は公文式だと思います。
が、ボクはそれに懐疑的です。少なくともそれじゃ『全然物足りない』。
九九を覚えたならば例えば6×12が6×10と6×2の和であることを同時に教えたいですし、10を掛ける意味を学ぶならば早いうちに位取りと千を越える大きな数までも一気に教えたい。(それは小学校のカリキュラムだと三年生に相当します)
また、せっかく位取りを知ったのであれば小数まで同時に教えられますし、掛け算の表裏一体として割り算、そして分数まで敢えて壁を作ることなく教えてしまえばいい。(分数の演算は四、五年生に相当します)
速さや重さ、時間、体積の概念や単位変換も子どもにはゲームのようなものです。
早めに数の世界のあらましを見せてしまいたいということです。
この、学ぶ前から『敢えて壁を作る』のが根深い問題だと思います。
幼児が小数や分数を理解しているというと、多くの人は驚きますが、実際さほど大したことではないなという印象。たいていは教えてみようと思いもしないだけなのではないか。
じゃあどうやったら上手く教えられるか。
ボクの一押しは教科書です。
教科書は本当によく出来ていて、これ以上上手に指導出来る自信はボクにはありません。教科書を手に入れるのはちと手間ですが、市販の教科書ワークだけでもそのエッセンスは得られます。
カラフルでフォントも密ではなく(幼児に圧迫感を与えない)、スモールステップであるだけでもなく、子どもの精神構造に合わせた考え方の誘導が実に素晴らしい。演習量としては不足しますので、そこは市販の、例えば公文や学研のドリルを併用すればいい。
教科書通りに進むと図形や作図なんかも出て来て子どもは喜びます。指先の巧緻性の問題でコンパスを使うのは長男にはまだ難しいのですが、平行四辺形だのひし形だの二等辺三角形だのは、彼にとってはパズルやタングラムゲームの延長に過ぎず、目を輝かせて取り組んでいます。
その一方で、幼児なりの限界もあります。
ひとつは国語力の問題。問題文の意味を丁寧に噛み砕いて説明しないといけませんし、漢字の壁もあります。
論理力も幼いので複雑なものは荷が重い。うちの子は『ハイレベ』や『ハイクラスドリル』は二年生で足踏みしています。
短期記憶の問題もあります。二つの計算を組み合わせる問題では、二つ目の計算が終わったときには最初の答えや考え方を忘れていることもしばしばあります。苦笑するしかないのですが、このあたりはじっくり付き合わないといけませんね。そのうち慣れてくるでしょう。
また、カリキュラム通りに全て完璧にする必要はないことも親としては肝に銘じるべきで、例えばコンパスが難しいならさっさと飛ばして次に行けばいいのです。
ということで、教科書ワーク、オススメです。
が、ボクはそれに懐疑的です。少なくともそれじゃ『全然物足りない』。
九九を覚えたならば例えば6×12が6×10と6×2の和であることを同時に教えたいですし、10を掛ける意味を学ぶならば早いうちに位取りと千を越える大きな数までも一気に教えたい。(それは小学校のカリキュラムだと三年生に相当します)
また、せっかく位取りを知ったのであれば小数まで同時に教えられますし、掛け算の表裏一体として割り算、そして分数まで敢えて壁を作ることなく教えてしまえばいい。(分数の演算は四、五年生に相当します)
速さや重さ、時間、体積の概念や単位変換も子どもにはゲームのようなものです。
早めに数の世界のあらましを見せてしまいたいということです。
この、学ぶ前から『敢えて壁を作る』のが根深い問題だと思います。
幼児が小数や分数を理解しているというと、多くの人は驚きますが、実際さほど大したことではないなという印象。たいていは教えてみようと思いもしないだけなのではないか。
じゃあどうやったら上手く教えられるか。
ボクの一押しは教科書です。
教科書は本当によく出来ていて、これ以上上手に指導出来る自信はボクにはありません。教科書を手に入れるのはちと手間ですが、市販の教科書ワークだけでもそのエッセンスは得られます。
カラフルでフォントも密ではなく(幼児に圧迫感を与えない)、スモールステップであるだけでもなく、子どもの精神構造に合わせた考え方の誘導が実に素晴らしい。演習量としては不足しますので、そこは市販の、例えば公文や学研のドリルを併用すればいい。
教科書通りに進むと図形や作図なんかも出て来て子どもは喜びます。指先の巧緻性の問題でコンパスを使うのは長男にはまだ難しいのですが、平行四辺形だのひし形だの二等辺三角形だのは、彼にとってはパズルやタングラムゲームの延長に過ぎず、目を輝かせて取り組んでいます。
その一方で、幼児なりの限界もあります。
ひとつは国語力の問題。問題文の意味を丁寧に噛み砕いて説明しないといけませんし、漢字の壁もあります。
論理力も幼いので複雑なものは荷が重い。うちの子は『ハイレベ』や『ハイクラスドリル』は二年生で足踏みしています。
短期記憶の問題もあります。二つの計算を組み合わせる問題では、二つ目の計算が終わったときには最初の答えや考え方を忘れていることもしばしばあります。苦笑するしかないのですが、このあたりはじっくり付き合わないといけませんね。そのうち慣れてくるでしょう。
また、カリキュラム通りに全て完璧にする必要はないことも親としては肝に銘じるべきで、例えばコンパスが難しいならさっさと飛ばして次に行けばいいのです。
ということで、教科書ワーク、オススメです。
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