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■長女:反省録:その壱

2022.03.07(20:10) 1306

長女の中学受験2022は志望校全勝で終えることが出来ましたが、振り返りますと、決して順風満帆でもなければ余裕綽々でもありませんでした。はっきり言って冷や汗ものの綱渡りだった側面があります。

中でも一際反省すべき状況がありました。長男の受験に向けて、喉元の熱さを忘れぬうちにそれを記録しておきたいと思います。本来書く必要のない、我が身、娘の恥を忍んで告白するようなものですが、読者の皆さんにもご参考になればと思い、重い筆をとります。

*

長女の受験を一言で総括すれば、『先取り逃げ切り辛うじて成功』、です。

このブログをご覧になればお分かりかと思いますが、ボクの時間を随分費やして、低学年の頃からかなり先に進んだ学習をさせていました。(長男は更にその二年以上先取りしていますが…だからこそ、今回の反省録が必要なのです)

当然、小3でSAPIXに入塾してからはボクも驚くほどの好成績でした。が、小5の秋~冬の時点で彼女の学力は完全にピークに達しました。恐らく、そこからは小6秋までほとんど伸びなかったのではないか。

なぜか。

第一に、長女が必要最低限しか、いや、SAPIXの考える最低限すら、勉強しなくなってしまったのです。

理由は彼女がグレたわけでも勉強が嫌いになったからでもなく、情けないことに、ボクが彼女の学習サポートに時間を割く余裕を完全失ってしまったことにあります。

ボクは本当に甘かった。今までの数年間に及ぶ助走で、ボクの考える『これから迎える本番に向けた学習姿勢』を娘は十分に習得してくれている、だから後は本人に任せて良いのではないか。そう考えてしまったのです。

しかし、現実は違いました。彼女にとって、ボクとの二人三脚こそが勉強だったのです。ボクが手を離したときから、彼女の生活は変わってしまったのです。

しかし、成績が落ちるのは意外と緩徐でした。恐ろしいことです。実力テスト系では好成績なのに、マンスリーテストでは冴えない。あれ、おかしいな?でもまあこういう時もあるよね。

いやいや、そういう傾向が見え始めた時点で気付けば良かった。

ボクが手を離したときから、彼女の中で受験勉強へのモチベーションがとても低くなってしまったようです。

もちろん、元々真面目ですし、塾は大好きな娘ですから、彼女なりに「頑張っている」という申告に嘘はなかったでしょう。集中してSAPIXの授業を受けていたのは少なくとも事実でしょう。

ところが、小6の夏休み、ボクが久しぶりにSAPIXの教材を手に取って驚愕したのです。きっかけはSAPIXからのお電話でした。「お嬢さん、さぼってますね」。

テキストはどれも新品同様。解き直し?していません。基礎トレ?全く解いていません。デイリーステップ?デイリーチェック?白紙のままです。有名中?何ですかそれ。

自分の部屋で、机に向かって、まさか小説を読みふけっているとは思わなかった。友達とのメールに明け暮れているとは。パソコンを遊んでいたとは。絵を描いて、小説を書いていたとは。

彼女にとって、塾とは、講義を聴いて、帰宅直後に授業を復習するだけのものになっていたのです。どうです、ボクが受けた腰が抜けるほどの衝撃、想像して頂けますか?

思うに、彼女は記憶力がいいのです。理解力も、まあ、人並み以上にはある。先取りの貯金もまだあった。だから、その程度の労力で、成績の下降も緩やかに留められた。でも、そこに彼女の油断があったのだと思います。大きな落とし穴があったのです。ボクにも油断がありました。

続きます。
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