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■語彙力強化のために

2022.04.29(10:24) 1315

『○年生までに身に付けたい基本語彙』のような参考書がたくさん売られています。

我が家でも、長女のときに使っ経ったら時期がありました。その経験から学んだことを記録しておきます。

あの手の本を、毎日○ページと決めて取り組むことにさほど意味はありませんでした。いや、よほど語彙の吸収に飢えた熱意の有るお子さんならいいかも知れませんが、少なくともうちの子どもらは、そういう鍛練によって生きた語彙が身に付くことはなかったのです。

我が家で心掛けているのは以下の習慣です。

『読み聞かせ』
これが我が家の家庭学習の根源です。専ら妻の功労です。開始時期に早すぎることなんてなくて、首の座る前から浴びるように読み聞かせしていれば、本を好まない子にはなり得ない、と思うのですが…。n=3でしかありませんが。

『名文暗唱』
宮沢賢治や古典、詩歌などの丸暗記。一言一句違わずに覚える訓練は大切です。長女が四年生のとき、塾の先生(社会科)が保護者会でお話ししていました、「塾に入ってから『覚え方がわかりません』はあり得ません、そんなものは自宅でトレーニングしておいて下さい」。当時は軽く驚きましたが、確かに塾はそんなことを教えてくれませんよね。

『反復読書』
小説や漫画を繰り返し繰り返し読むことです。一度読んだらおしまい、では余りに惜しい。語彙の参考書を無機的に繰り返すより、好きな小説一冊を胸に刻むまで読み込む方が語彙は増えます。

『親との会話』
赤ちゃん言葉、子ども向けの言葉を使わないことです。幼児や小学生と話すのも、夫婦で会話するのも、特にレベルを変えることはありません。「親の語彙レベル」と「親との会話時間」は必ず子どもに影響を与えます。冒頭に書いた語彙の参考書は、親の方こそ見るべきかも知れません。どのような言葉を使って会話しようかと予習するわけです。

『字引習慣』
辞書、辞典、図鑑を常に手の届くところに置いて、「あ、今しゃべった言葉は字引きに値するな」と感じたら即座に調べさせます。調べる手間をいかに障壁とさせないかが大切で、辞書に当たるのを呼吸のように自然な習慣にさせてしまうのです。調べた言葉は付箋に書いて、そこらに貼っておくこともしていましたが、家がとんでもないことになるので、途中から『Evernote』にメモしていくことにしました。ある程度経ったら確認して、覚えていたら削除。

他に思い付いたら書き加えていきます。
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