次女、パンダのシャンシャンのようで父ちゃんはメロメロです。この子も絵本が大好きで。
*
絵本の読み聞かせの重要性は今更ボクが語るまでもなく、教育に関心のある人ならば誰もがご存じでしょう。
私が教育業界(といっても大半が大学受験で、高校受験がチョロッと)にいたことを知っている職場の同僚たちが、子育てについてアドバイスを求めてくることがあります(いやいや、こっちも試行錯誤中だっつーの)。
「英語や公文、その他早期英才教育は好きにすればいい、でも絵本だけはたくさん読んであげるといいんじゃない」
ボクはだいたいこう答えます。するとたいていの同僚は「何だつまらん、それならうちでもやってるよ」という反応を示します。
でも、ボクが奨める「たくさんの読み聞かせ」は、そんじょそこらのレベルではありません。
★お座り出来るようになったら
まず、開始時期。2歳、3歳では遅すぎます。それまでじっと座って静かに親の物語に耳を澄ませる習慣がなかった幼児に、さぁ今日から絵本を読むぞ!絵本を好きになってくれよ!と言ったって、みんながみんな大人しく聞いてくれるわけではありません。ボクの耳にする失敗談のつまづきポイントはまずココです。絵本の読み聞かせより先に他の物事(例えばテレビやタブレット)に興味を持ってしまったら、よほど親御さんの読み聞かせテクが上手でない限り、なかなか理想的な絵本生活を導入できないのではないでしょうか。
腰が据わり、安定してお座り出来るようになったらもう始めましょうよ。もちろん最初は絵だけの絵本で十分です。なるべく色彩が派手で、形状もメリハリのあるものがいいでしょう。

こんなのです。ま、何でもいいんです。絵本の選択にあれこれ悩む必要はありません。絵本の前に座って親御さんの声を浴びせるのが目的なんですから。
お座りは出来てもまだ対象に手を伸ばしにくく、お気に入りのオモチャに目移りしにくく、動くものや目立つものに本能的に視線が奪われてしまうこの時期に、親御さんの膝の上で読み聞かせを始めましょう。2歳になる頃には驚くほど語彙が増えているはずです。
★1日3冊や5冊ではとても足りない
「なんだ、読み聞かせならうちでもやってるよ」という同僚に、じゃあ何冊?と聞くと、得意げに「5冊は読んでるね」などと答えます。
絵本が好きな子どもに育って欲しいと思ったら、数冊程度でお茶を濁しては駄目です。一日のうちのたった2,30分かそこらを絵本に向き合わせたって、それ以上の時間を他に向かわせてしまうわけです。その程度しか読み聞かせしないのに、うちの子は読み聞かせが好きじゃない、習慣に出来なかった、などと言っても仕方ないんじゃないでしょうか。1日に2時間絵本を読む子に育って欲しかったら、毎日2時間読み聞かせをしましょう。
まだ数ヶ月の幼児でも(だからこそ)、一度習慣にしてしまえばとにかく絵本を要求します。まだ上手に感情を表現できず、嫌なことがあればただ泣くしかない幼児でも、「もっと読んで」と涙で訴えます。ハイハイする頃になれば自分の好きな絵本を引きずって親御さんのところまで来るはずです。
そのような絵本好きに仕上げたいなら毎日10冊、20冊の読み聞かせは当たり前です。我が家は最低でも30冊、多いときは60冊は読んでました。
***
我が家では3人とも絵本が大好きです。長女はそのまま順調に児童書に移行しました。とりあえず、それで十分なんじゃないでしょうか。それ以上を望むのは各ご家庭で好きにすればいいことで、まず絵本中毒にしちゃえば幼児教育の目標の半分以上は達成された、なんて言い過ぎでしょうかね。
おっと、ずいぶん偉そうに語ってしまいましたが、3人の子どもに毎日何時間も読み聞かせしたのはボクじゃありません、妻です。ボクの読んだ冊数は、恐らく1%、いや0.1%にも満たないのではないでしょうか…。その点、ボクは妻に頭が上がりません、ハイ。
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絵本の読み聞かせの重要性は今更ボクが語るまでもなく、教育に関心のある人ならば誰もがご存じでしょう。
私が教育業界(といっても大半が大学受験で、高校受験がチョロッと)にいたことを知っている職場の同僚たちが、子育てについてアドバイスを求めてくることがあります(いやいや、こっちも試行錯誤中だっつーの)。
「英語や公文、その他早期英才教育は好きにすればいい、でも絵本だけはたくさん読んであげるといいんじゃない」
ボクはだいたいこう答えます。するとたいていの同僚は「何だつまらん、それならうちでもやってるよ」という反応を示します。
でも、ボクが奨める「たくさんの読み聞かせ」は、そんじょそこらのレベルではありません。
★お座り出来るようになったら
まず、開始時期。2歳、3歳では遅すぎます。それまでじっと座って静かに親の物語に耳を澄ませる習慣がなかった幼児に、さぁ今日から絵本を読むぞ!絵本を好きになってくれよ!と言ったって、みんながみんな大人しく聞いてくれるわけではありません。ボクの耳にする失敗談のつまづきポイントはまずココです。絵本の読み聞かせより先に他の物事(例えばテレビやタブレット)に興味を持ってしまったら、よほど親御さんの読み聞かせテクが上手でない限り、なかなか理想的な絵本生活を導入できないのではないでしょうか。
腰が据わり、安定してお座り出来るようになったらもう始めましょうよ。もちろん最初は絵だけの絵本で十分です。なるべく色彩が派手で、形状もメリハリのあるものがいいでしょう。



こんなのです。ま、何でもいいんです。絵本の選択にあれこれ悩む必要はありません。絵本の前に座って親御さんの声を浴びせるのが目的なんですから。
お座りは出来てもまだ対象に手を伸ばしにくく、お気に入りのオモチャに目移りしにくく、動くものや目立つものに本能的に視線が奪われてしまうこの時期に、親御さんの膝の上で読み聞かせを始めましょう。2歳になる頃には驚くほど語彙が増えているはずです。
★1日3冊や5冊ではとても足りない
「なんだ、読み聞かせならうちでもやってるよ」という同僚に、じゃあ何冊?と聞くと、得意げに「5冊は読んでるね」などと答えます。
絵本が好きな子どもに育って欲しいと思ったら、数冊程度でお茶を濁しては駄目です。一日のうちのたった2,30分かそこらを絵本に向き合わせたって、それ以上の時間を他に向かわせてしまうわけです。その程度しか読み聞かせしないのに、うちの子は読み聞かせが好きじゃない、習慣に出来なかった、などと言っても仕方ないんじゃないでしょうか。1日に2時間絵本を読む子に育って欲しかったら、毎日2時間読み聞かせをしましょう。
まだ数ヶ月の幼児でも(だからこそ)、一度習慣にしてしまえばとにかく絵本を要求します。まだ上手に感情を表現できず、嫌なことがあればただ泣くしかない幼児でも、「もっと読んで」と涙で訴えます。ハイハイする頃になれば自分の好きな絵本を引きずって親御さんのところまで来るはずです。
そのような絵本好きに仕上げたいなら毎日10冊、20冊の読み聞かせは当たり前です。我が家は最低でも30冊、多いときは60冊は読んでました。
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我が家では3人とも絵本が大好きです。長女はそのまま順調に児童書に移行しました。とりあえず、それで十分なんじゃないでしょうか。それ以上を望むのは各ご家庭で好きにすればいいことで、まず絵本中毒にしちゃえば幼児教育の目標の半分以上は達成された、なんて言い過ぎでしょうかね。
おっと、ずいぶん偉そうに語ってしまいましたが、3人の子どもに毎日何時間も読み聞かせしたのはボクじゃありません、妻です。ボクの読んだ冊数は、恐らく1%、いや0.1%にも満たないのではないでしょうか…。その点、ボクは妻に頭が上がりません、ハイ。
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