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■神童→医者はもったいない?

2018.09.09(08:17) 373

よく言われることですね。これだけの中学受験戦争で輝いた俊英達の行きつく先の多くが臨床医というのは日本の国家的損失であると。

「まー、そうかもなー」と思う点もあります。同級生にいる数学オリンピックや物理オリンピックなんかの元メダリストなんかみると特に。

(あ、ボクはそういう称号とは無縁でした。神童と言われたこともありません)

でも、「医者の仕事に高い学歴、高い能力は要求されない」と嘯く風潮も違うなあと思います。

確かに、例えば外科の標準治療として確立された術式なら、はっきり言ってそこらの手先の器用な中学生を仕込んでも割りと短期間で「一人前」に育つのは本当だと思います。

標準治療というのは医師個人の能力差を越えて「誰がやっても良い成績を保証する」手順だからです。もちろん料理なんかと同じで、一流の職人の「天ぷら」を中学生が再現するのは至極困難でしょうが、多くの人にとって特に問題のないレベルの「天ぷら」ならすぐに作れるようになるわけです。

じゃあ外科医は数学を始め、過酷な大学受験を通過儀礼とする必要はないのかというと、決してそんなことはない。

定型的な手術がいつも平和裡に大過なく終了するとは限りません。術中や術後の百回に一回、千回に一回は(実際にはもっと多いでしょうが)何らかの予期せぬ事態に陥るものです。

予想外の出来事に直面し、今すぐに何らかの手を打たねば患者が死んでしまうとき。

この緊迫感は内科にはなかなかないものでしょうが、外科の世界では日常茶飯事です。

そういうとき、残念ながら中学生の頭脳ではまるで歯が立ちません。外科医の頭の中には膨大な解剖学、外科学の知識、過去の自経例、過去の文献的報告、何よりも今までの経験から来る直感が沸き上がり、それらを即座に判断・取捨選択して最善手と信ずる一手を打ちにいくわけです。

なので、控えめに言っても「医者の仕事は誰がやっても同じ」と言うのは違うかなと。

それを医者が言うのであれば普通は「謙遜」ですし、本心から言うのであればその医者は職業選択を間違えたのだと思います。

医者でない人がそれを言うのであれば、じゃああなたの担当医はうちの病院で一番学力のイケてないスタッフをお付けしますので悪しからず、っていうのは極論ですかね。(^^;

とまあグダグダ書きましたけど、数学的天才については、やっぱり医者になるのはもったいないなーと思ってしまう凡才のボクでした。

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