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■娘の本当の姿

2018.10.01(06:35) 426

いつもありがとうございます。

いつの間にか多くの方にこのブログを見て頂いているようで、でも途中から読み始めた方にとってはさぞかしボクが「気合いの入った熱血親父」で、娘は「デキル系の東大一直線なスマート女子」だと勘違いされているような気がして。そこは訂正させて下さい。

ま、ボクが熱血なのは間違いとは言えないかも知れませんが(笑)、緻密な論理派でもなければ根性論者でもなく、貪欲に教育理論を収集しているわけでもなく、単純に勉強が好きで子どもにもその楽しさを教えたいと思っているだけの父親です。

で、娘。

ボクは今までたくさんの才媛を見てきました。桜蔭や女子学院、豊島岡…。生徒としても同級生としても、友人としても同業者としても。

やっぱり才媛というのは一目で分かる「何か」がありますよね。雰囲気というかオーラというか。

そういう目で娘を見ますと、どうもそういう感じがしないんですねこれが。(^^;

地味というか控えめというか、不器用というか自己顕示欲に欠けているというか…。まず自分をより良く見せようという発想がまるでないんですな。大人を手玉にとるようなキレもなく、媚びる術も知らず、要領も悪く、嘘もつけず、幼いといえば幼い。でも何か達観している風でもあるし、よく言えば身の程をわきまえてるなーと感心することもあるし。

ボクは子ども時代に級長だの児童会長だの演劇部だのと五月蝿く目立つタイプだったのですが、そういう賑やかな児童にとって印象に残りにくい、まず一緒に遊ぶことのなかったであろうタイプというか…「そんな子もいたっけかねえ?」的な。

そういえば、下世話にも娘に聞いてみたことがあるんです。「自分の学力はクラスで何番くらいだと思う?」って。

そしたら「多分真ん中」。自分より優秀な子はたくさんいる。「でも、多分私が一番言葉を知っているとは思う」と。

そういう地味できらめく天性もない娘が、褒美もなく自ら誇ることもなく、ただひとえに『賢くなりたい、父ちゃんに褒められたい』という一心でボクとの勉強に向き合ってくれるのが堪らなく嬉しいんですよねえ…。

そういう健気な娘に御三家クラスの成果を遂げさせてやりたい、自信を付けさせてやりたいと思うのは正直な親心です。ボクにそういう願望がないわけではありません。笑われるかも知れませんがいずれ東大に通わせてやりたいとも夢想しています。医師になりたいと言い出せば全力で応援したい。

でも、娘の「ヒラメちゃん」のような性質と将来の幸せを考えたとき、後悔しないこと、させないこと。こんな不器用な娘に悲しい思いをさせないこと。それが一番大切ですよねえ。

ま、このブログの登場人物はそんな感じの地味な女子です。ヒラメちゃんです。決してイケイケの女子ではありません。そこのところよろしくお願いします。
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