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■先取りの弊害

2018.04.03(22:31) 45

言うまでもなく個人には固有の発達段階、速度があって。
そこを見極めるのが個別指導や家庭学習の面白いところです。

小学校では特殊学級だった一流脳外科医もいれば、公立中学校で今一パッとしなかったのがJAXAで研究者をやってる人間もいる。これは皆ボクの尊敬すべき知人、友人です。

翻って娘の発達をみると、算数に関してはここ最近の伸びは目覚ましいものの、まだ何の原石かはさっぱり分からず。国語に関しては我が子ながら目を見張るものはあるものの、男女の色恋や人生の不条理については全く圏外の精神世界を生きていることで(主に読書の面で)頭打ちとなっています。

いわゆる先取り学習をさせてはいますが、もちろん『学年』だけをみてやらせているわけではありません。現時点で一番大切なのは『本人が楽しめていること』。そして、学習の効率で留意すべきは『適度な背伸びに留めること』。

例えば、算数について言えば、分野によっては5年生まで手を着けていますが(先に進めるだけが目的ならもっともっと教えられます)、ものによっては最レベ3年でもまだ解かせていない問題もあります。

娘の軸としてハイレベ3年を何周もやらせてはいますが、決して全問を解かせているわけではありません。僅かですが、今の娘には負荷が強すぎると判断したものは温存しています。それを少しずつ消化していくのもまた楽しみです。

先取りの弊害を声高に言う方々もおられるようですが、その子の特性にあった選別、その子ならではの成長を一緒に楽しむ姿勢があれば、ボクは何ら有害なものではないと考えます。

余談ですが、例えば東大や京大の受験においても先取り、つまり大学教養レベルに手を出す秀才はいくらでもいますし、それが功を奏する事例はたくさんあります。しかし、そっちにどっぷり浸かってしまうと本末転倒になるのです。

ボクの場合は娘のゴールを中学受験においてませんので、それを目標としている人とは根本的に発想が異なります。我が家にとっての本末転倒は娘らが勉強を嫌いになること。それだけです。
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