SAPIXに(というか、塾に)入れて良かったと一番思うのは、国語です。特に記述問題。
もちろん記述問題はまだまだ本腰を入れる段階ではないし、SAPIXの先生からもそのように伺っていますが、そうは言っても毎週の国語Bは記述問題がメインですし、マンスリーなどの試験でも記述の出来不出来で成績が左右されますし、それらを真面目に受講している子どもにとっては「ブレない」指導が継続されることの意義は言うまでもありません。
そう、ブレないんです。いくらボクが自分の大学受験時代に国語が得意であっても(と本人は思っていても)、それを他人に指導するのは予想以上に困難ですし、ましてや相手は小学生。下手にボクが横から口を挟むよりも、「しっかり授業を受けて、しっかり宿題に取り組み、しっかり復習するんだよ」と言う方がよほど『害』がない、と気付きました。
同じことが算数にも言えて、ボクが教える解き方とSAPIXの解法が異なる場合、習得すべきはSAPIXの通りに、と決めてしまう。ボクが教えるとどうしても算数より数学寄りになってしまうことがあるので、その方がよほど混乱しないで済みます。こういうところで『ブレ』があると子どもが可哀想。
でも、ボクが出来ることは他にあるはず。
その一つが先日記録した『博識を目指す』ということ。もう一つが『説明力を身に付ける』ということ。
物事を端的に過不足なく正確に説明する。
これって本当に大切な能力です。
今、娘が学んでいることを例に挙げれば、
「『蒸発』って何?」
って訊いてみます。「それをノートに1行で説明してみて」と指示を出すのです。
そういう「教科書レベルの超基本単語」を正確に説明できる子どもが果たしてどれだけいるでしょうか。
そのような基本語句の定義を確認したら、次のステップに進みます。
「蒸発と沸騰の違いを1行で説明してみて」のように。
「日本とアメリカの農業の違いを2行で説明してみて」とか、「ペンギンはなんで南極で恒温動物でいられるのか1行で説明してみて」とか、題材はいくらでもあります。
大切なのは『Key word』をきちんと盛り込むこと。その為には『Key word』の意味を正確に把握していることが大前提なのです。
ノートに書かせると面白いですよ。自分では分かっているつもりだったのに、実は全然分かっていなかった、という事実をイヤでも突きつけられます。
それに、うちの娘だからかも知れませんが、主語と述語がねじれていても平気なんです。おいおい、ボクに見せる前にもう一度自分の答えを読んでみなよ、と言っても、子どもってそういうミスに気付きにくい。
「この文の主語は?」「述語は?」「そこ、理由になってないんじゃない?」「漢字が違う!」
などと突っ込みます。
この訓練は有意義だと思っています。今後の記述対策にとどまらない、大袈裟にいえば大学受験以降にも必要な基本学力に直結しているのではないでしょうか。
こういう贅沢な時間の使い方かも知れませんが、今だからこそゆっくり相手になってやれるとも言えます。
もちろん記述問題はまだまだ本腰を入れる段階ではないし、SAPIXの先生からもそのように伺っていますが、そうは言っても毎週の国語Bは記述問題がメインですし、マンスリーなどの試験でも記述の出来不出来で成績が左右されますし、それらを真面目に受講している子どもにとっては「ブレない」指導が継続されることの意義は言うまでもありません。
そう、ブレないんです。いくらボクが自分の大学受験時代に国語が得意であっても(と本人は思っていても)、それを他人に指導するのは予想以上に困難ですし、ましてや相手は小学生。下手にボクが横から口を挟むよりも、「しっかり授業を受けて、しっかり宿題に取り組み、しっかり復習するんだよ」と言う方がよほど『害』がない、と気付きました。
同じことが算数にも言えて、ボクが教える解き方とSAPIXの解法が異なる場合、習得すべきはSAPIXの通りに、と決めてしまう。ボクが教えるとどうしても算数より数学寄りになってしまうことがあるので、その方がよほど混乱しないで済みます。こういうところで『ブレ』があると子どもが可哀想。
でも、ボクが出来ることは他にあるはず。
その一つが先日記録した『博識を目指す』ということ。もう一つが『説明力を身に付ける』ということ。
物事を端的に過不足なく正確に説明する。
これって本当に大切な能力です。
今、娘が学んでいることを例に挙げれば、
「『蒸発』って何?」
って訊いてみます。「それをノートに1行で説明してみて」と指示を出すのです。
そういう「教科書レベルの超基本単語」を正確に説明できる子どもが果たしてどれだけいるでしょうか。
そのような基本語句の定義を確認したら、次のステップに進みます。
「蒸発と沸騰の違いを1行で説明してみて」のように。
「日本とアメリカの農業の違いを2行で説明してみて」とか、「ペンギンはなんで南極で恒温動物でいられるのか1行で説明してみて」とか、題材はいくらでもあります。
大切なのは『Key word』をきちんと盛り込むこと。その為には『Key word』の意味を正確に把握していることが大前提なのです。
ノートに書かせると面白いですよ。自分では分かっているつもりだったのに、実は全然分かっていなかった、という事実をイヤでも突きつけられます。
それに、うちの娘だからかも知れませんが、主語と述語がねじれていても平気なんです。おいおい、ボクに見せる前にもう一度自分の答えを読んでみなよ、と言っても、子どもってそういうミスに気付きにくい。
「この文の主語は?」「述語は?」「そこ、理由になってないんじゃない?」「漢字が違う!」
などと突っ込みます。
この訓練は有意義だと思っています。今後の記述対策にとどまらない、大袈裟にいえば大学受験以降にも必要な基本学力に直結しているのではないでしょうか。
こういう贅沢な時間の使い方かも知れませんが、今だからこそゆっくり相手になってやれるとも言えます。
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