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■小4の反省:国語

2019.12.14(23:32) 788

娘の場合、膨大な絵本の読み聞かせがベースにあります。言うまでもなく、子育ての中に絵本の読み聞かせは絶対に取り込むべきです。

が、その対テスト的な効力は低学年で消えます。

幼稚園児ながらに灰谷健次郎の『島物語』を読めるほどの言語能力は獲得出来ても、それをきちんと次のステップに橋渡しすることが大切です。

そして、小4以降の国語の成績は読書量に比例するものではなく、精神世界の豊かさ(感受性や好奇心の萌芽)や論理的な思考能力が重要になってきます。

そのような視点から娘の現状を観察しますと、贔屓目に見ても「まずまず」を越えるものではありません。

要するに、まだまだ幼いのです。感受性も論理力も。何となく殻を破りつつある気配は感じますがもどかしい。

国語の力を模試やSAPIXのマンスリーテストだけで計るなんて野暮なことを言っているのではありませんが、参考にはなります。

現時点での国語学習はSAPIXの教材オンリーで、それでテスト結果が『まずまず』なら『まずまず』なんじゃないかとも思いますが、それはそれとして、父親として国語学習に別のアプローチが提供できるのではないかと考えています。

かといって、国語の問題集を叩き台にしてその解法にあれこれ口を挟むのは避けたい。それはSAPIXにお任せしたいですし信頼してもいるからです。

では、どんなアプローチがいいか。ひとつ考えているのは、読み聞かせではなく、読み合わせとでも言いましょうか。

書物の一節を取り上げてじっくり読み、感じたこと、理解しにくいことを細やかに確認し合うような。

幼いといっても低学年の幼さと今の幼さは異なります。特に「自分の幼さを自覚できるか否か」という点で。打てばそれなりに響くようにはなっています。

また、読書が好きな娘ですが、最近は彼女の興味に任せていますので、その内容には偏りがあります。

かといって、最近のボクが読み込んでいる中国古代史(いやーこれが面白いのなんのって!)は流石に輪読出来ません。曽野綾子でも遠藤周作でも、ボクが小学卒業前後に読んでいた本を引っ張りだしてみようと思います。

そんな現状を記録しつつ、弟妹の家庭学習に対する反省を記しておきます。

*

弟妹に対する絵本の読み聞かせは、さすがに長女のときと比較して半減していますが、その代わりに家庭内で別の言語環境(姉の存在)が提供されているので良しとしています。

家庭内でもなるべく(親が)意識して語彙豊かに会話すること、そしてその内容も形而上と言ったら大袈裟ですが、抽象性の高いテーマも臆することなく問いかけることが有効ではないか。

漢字は、長女は未だに減点を食らいます。先日のマンスリーテストでも数問バツになりそうなミスをおかしているではありませんか。横棒の長短、トメハネハライ、送り仮名…。これはもう、本人が物心つくころにきちんと教えなかった(我流に覚えてしまった)ことが根底にあり、本人の意識の低さに繋がっているのではないかと反省しています。(キャラの問題かも知れませんけどね…)

どうせ覚えるのならばきちんと型に誘導すべきでした。

短歌や俳句、古典の音読は早すぎることはないでしょう。長女の音読を聞いて長男も興味津々です。『雨ニモマケズ』なんかはすぐに耳で覚えてしまいます。これは積極的に続けたい。

結局、国語の学習はテストのためだけではなく、他の科目以上に人生を豊かにするものである、という信念で楽しめていければと思います。

最後に、我が子らの特徴である『舌足らず』についてですが、最近言語聴覚士さんからありがたい指導を頂きましたので、それについては別記事に記録しておきたいと思います。
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