慶応病院の医局員の友人から話は聞いていましたが、なかなか衝撃的なニュースです。そして「ついに来たか」と身構える医療者も一段と増えたことでしょう。明日は我が身です。
医療者にとって衝撃なのは、慶応の医局員の多くが(ボクと同じように)他の民間病院で非常勤医師として働いているという事実があるからです。なかには「隠れバイト」として、医局に報告せずに勤務している者もいるでしょう。
大学病院からの給料と外勤先からの給料は、肩書きによっては圧倒的に後者の占める割合が高くなります。特に実臨床を支える大学院生以下の医師にとっては大学病院から得られる給料などたかが知れています。そんな先生方が濃厚接触者と認定されると文字通り「飯の食い上げ」。もちろん派遣先の現場も医師が来られず困ってしまう。
外勤先の病院やクリニックだって、折から受診を控える患者が多く、たとえ新型肺炎が発生していなくても診療規模の縮小を検討しているところも多いと聞いています。一時的な閉鎖としても、真っ先にリストラされるのはそういう若い先生方です。
日本の医療の歪な構造がここにもあります。
医療者にとって衝撃なのは、慶応の医局員の多くが(ボクと同じように)他の民間病院で非常勤医師として働いているという事実があるからです。なかには「隠れバイト」として、医局に報告せずに勤務している者もいるでしょう。
大学病院からの給料と外勤先からの給料は、肩書きによっては圧倒的に後者の占める割合が高くなります。特に実臨床を支える大学院生以下の医師にとっては大学病院から得られる給料などたかが知れています。そんな先生方が濃厚接触者と認定されると文字通り「飯の食い上げ」。もちろん派遣先の現場も医師が来られず困ってしまう。
外勤先の病院やクリニックだって、折から受診を控える患者が多く、たとえ新型肺炎が発生していなくても診療規模の縮小を検討しているところも多いと聞いています。一時的な閉鎖としても、真っ先にリストラされるのはそういう若い先生方です。
日本の医療の歪な構造がここにもあります。
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