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■漫画:『ピグマリオ』

2020.04.22(00:05) 949

長い休校期間、皆さん有意義に過ごしておられることでしょう。我が家の長女も、それはもう、読書と漫画を十二分に堪能しています。

ボクが人並み以上に漫画を読んできましたので、妻と違って漫画に読み耽る娘を叱る気はありません。「ちょっと、読みすぎじゃない?」と妻が小言を口にしても、「これは父ちゃんの愛読書だったそうです」の一言で切り返すことを覚えた娘。

週に1日か2日くらい(つまりボクが帰らない日)は、勉強は基本セット程度にして、思うさま小説や漫画を読んでいいことが父と娘の不文律になっています。

で、今日は『ピグマリオ』ですって。一日で全27巻を読破したようです。そりゃあ妻が心配するのも無理はないかな。(笑)



和田慎二は『スケバン刑事』や『超少女明日香』、『怪盗アマリリス』などの長編が有名ですが、コアなファンは初期の短編に深い愛を語るようです。男性の少女漫画家なんて今や珍しくありませんが、その開拓者たる和田先生の初期作品はかくいうボク(中学生のころでしたか)も大好きでして、実家には相当数の単行本があるはずです。が…ちょっとグロ恐いものも多いんですよねー確か。ちょっと娘には早いかな。どれも絶版も絶版、かなり高価に取り引きされているようですので、勝手に捨てられる前に取り寄せたいところ。

それはともかく、和田慎二の作品の中では異色であり、しかしこれこそ和田慎二といえるのがこの『ピグマリオ』でしょう。

ギリシア神話など欧風の伝承を素材に採用した、半神半人的な王子の冒険譚ですが、これがなかなか…読ませます。女性の描く少女漫画とは趣が異なるんですな。ボクが読んでいたのは小学生のころ、まだ『花とゆめ』に連載中でした。

この作品を知っている同世代には今まで一人しか会ったことがありませんし、その子もそうだと言っていましたっけ。もっと評価されて良かった漫画だと思うんだけどなあ。

既に古書でしか入手出来ませんが、もし見掛けたら手に取ってみて下さい。
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